自称 水素水 メーカー 日本トリム社による訴訟の無責任な顛末
今回の 日本トリム の訴訟がゲスな理由 ~ インチキ水素水 ブログを読んでみた
3年前に書いた記事ですが、この記事で言及した訴訟が、なんとも形容しがたい結末を迎えた模様です
日本トリムによる信用毀損・損害賠償訴訟、判決直前の一方的訴訟放棄のお知らせ | 太田成男のちょっと一言
裁判における「請求の放棄」とは、100%敗訴確定と同じです。 | 太田成男のちょっと一言
ざっとあらすじを書くと
・当初、水素研究の第一人者である太田成男教授が、日本トリム社について好意的な記事を書いていた。
・太田教授がメーカー数社の製品の水素濃度と有効性について詳しく言及
(日本トリム社については明言していないが、それほど水素濃度が高くないことがうかがえる)
・日本トリムが、売り上げの低迷を理由を太田教授の記事が原因だと責任を押し付けて、訴訟を起こした
・太田教授が好意的な記事を削除する
という感じでした。
なんでも、5月の控訴審判決直前に突然、日本トリム社が全請求を一方的に破棄して、裁判自体が終わってしまったそうです
ポイントとしては、
・客観的に見ても、日本トリム社が販売していたアルカリイオン水生成器は電解水素水と呼ぶには、あまりにも水素濃度が低いため、大手メーカーが「たっぷり水素を含む」と宣伝しているからには、ちゃんとしたものを作ってほしいと言われるほど「不十分」なもので、「インチキ」とまではいわれていないが、そういうレベルの製品だった。
・損害賠償の求めに対しての根拠となる書面を一切出してこなかった
・第一審は、訴訟費用負担99:1で(99が日本トリム、1が太田教授)で、謝罪なし、有形損害賠償なし、ただし、無形の信用毀損は一部ありの判決
・嫌がらせ訴訟(SLAPP訴訟)であることを認めてもらうのを期待した控訴を行った。
・第一審より不利になると思った日本トリムが、訴訟を放棄した。
・日本の司法制度では、訴訟の請求の放棄は自由で、訴えられた側は訴訟の放棄を拒否できない。
やっぱ、日本トリムはゲスですわ…。
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