堀賢 氏による「うがいは無意味」に反論する理由

メディアに露出して英雄視されたりデマゴーグ扱いされてる岡田晴恵 氏と国立感染研の関係とうがいが無駄というデマ

堀賢 氏の「うがいは無駄」のソースもう少し漁ってみた。

結論から先に言うと、
新型コロナウイルスが20分で感染する根拠も論文もない。(インフルエンザと混同している可能性が高い)
・イソジンなどの消毒うがい薬を使うと、「常在する細菌叢を壊して風邪ウイルスの侵入を許す」「のどの正常細胞を傷害したりする可能性」があるのでメリットがデメリットに相殺される。
・緑茶でうがいをすると、水よりも風邪をひきにくくなる。(緑茶 68%減少、食塩水 54%減少、水 30%減少)
・インフルエンザは20分以内に侵入するので、うがいを20分おきにしないと効果が薄い。
・風邪は侵入に2~3時間かかるので、2時間おきにうがいをすれば効果が得られる。

新型肺炎は、冬の風邪の原因であるコロナウイルスの親戚なので、コロナウイルスの風邪と同じく侵入までに2~3時間かかり、お茶での2時間おきのうがいが有効な可能性があります。
感染してしまうと、治療方法がない以上、予防策として有効な可能性が高いものを、根拠なしにインフルエンザと同じ20分で侵入すると切り捨ててしまうのは問題があるかと思います。


Gargling for Oral Hygiene and the Development of Fever in Childhood: A Population Study in Japan

2~6歳の19595人の子供が20日間観察されました。
多変量ロジスティック回帰では、うがいのあるグループの発熱の全体的なオッズ比は有意に低かった(オッズ = 0.68)。 年齢層別分析では、オッズ比は2才( 0.67)、4才(0.46)、および5才(0.41)歳で有意に低かった。
病気の欠席に関して、全体のオッズ比はうがいをしているグループで0.92(有意ではない)でした。
 年齢層別分析では、4歳(0.68)、5歳(0.59)、および6歳(0.63)でORは有意に低かった。
 サブグループ分析では、緑茶(0.32)、食塩水(0.46)、または水道水(0.70)でうがいをした子供で発熱の有意に低いオッズ比が観察されました。 ただし、オッズ比は病気の欠席については重要ではありませんでした。

緑茶でうがいをすると2/3 の子供で風邪による発熱が減少。

水道水でも 30% 現象したという結果に。
無作為な合計387人の被験者が日本全土の18のサイトで研究に参加しました。
対照群の14人の被験者(カプラン・マイヤー推定による15.0%)、水うがい群の11人(11.3%)およびポビドンヨードうがい群の10人(9.2%)が、60日目までに風邪に感染するか。
 。多変量ハザード比は、水うがいでは0.72(95%CI:0.30、1.61)、ポビドンヨードうがいでは0.75(95%CI:0.32、1.72)でした
風邪の予防策としてうがいは当たり前のように行われているが、日本独自の衛生習慣であり、またその有効性は十分に検証されていない。そこで2002年から2003年の冬季に北海道から九州まで全国18地域で、うがいの風邪予防効果を世界初の無作為割付の研究で検証した。
ボランティア 387 名を募り、くじ引きで「水うがい群」「ヨード液うがい群」「特にうがいをしない群」の 3 群に割り付け、2
ヶ月間にわたって割り付けられたうがい行動をとってもらって風邪の発症を追跡した。その結果、発症率はうがいをしない群の1ヶ月あたり100人中26.4人に対して水うがい群は
17.0 人、ヨード液うがい群は 23.6
人であった。多変量解析で群間のばらつきをそろえると、水うがいをした場合の発症確率はうがいをしない場合に比べて
40%低下することになる。一方ヨード液うがいでは 12%の低下にとどまり、統計学的にも意味のある抑制効果は認められなかった。

 水の乱流によって、(ウイルスそのものではなく)埃の中にあってウイルスにかかりやすくするプロテアーゼという物質が洗い流されること、水道水に含まれる塩素が何らかの効果を発揮したことなどが考えられる。またヨード液でそれほど効果が出なかったことについては、ヨード液がのどに常在する細菌叢を壊して風邪ウイルスの侵入を許したり、のどの正常細胞を傷害したりする可能性が考えられる。

インフルエンザが少なくとも60分以内、通常は30分以内に細胞に侵入すると書かれた研究書

しかし、うがいは風邪を防ぐのに役立つかもしれませんが、インフルエンザの症例に襲われないようにするのに効果的であることを示すものはまだありません。
インフルエンザウイルスは、わずか20分で気道の細胞に吸収される可能性があるため、うがいをしてそれらを寄せ付けないことを計画している場合、あなたは追いつくためにかなり激しいスケジュールを持っています

インフルエンザにはうがいが無意味な可能性があることはここにも書かれています。

インフルエンザウィルスの強さと弱さ。 | アミまこ

インフルエンザは条件が良ければ、20分で細胞分裂を始めます。つまりは、粘膜に付着してから20分で体内に侵入してしまうということにもなるわけです。前に、いつかの記事で、2,3時間で風邪の菌が体内に侵入するから、2,3時間ごとにうがいをすれば風邪にならないと書いたことがありますが、風邪とインフルエンザの侵入時間って違うのですかね?
風邪のウイルス(つまり、ヒトコロナウイルス)は2~3時間で侵入するそうな
つまり、2時間おきにうがいをすれば最大の効果が得られることに合致します。

病原体は粘膜についてから20分~3時間経ってから体内の細胞に入り込むと言われています。
20分はインフルエンザの事だと思いますが、上限はやっぱり3時間のようです
COV24
樹解析図を見ると、HCov NL63/ 229E 以外はベータコロナウイルスですので、のどなどの粘膜からの侵入時間はそれほど変わらないのではないでしょうか?

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