レジストリハイブファイルからレジストリスクリプトへの変換 その1
リカバリやクリーンインストールしない Windows のリフレッシュ方法 - 黒翼猫のコンピュータ日記 3rd Edition
かなり昔になりますが、起動できなくなったWindows 2000のレジストリキーの復元方法について記事にしたことがあります。
今回は以下のトラブル事例を題材に復元方法について提案する記事を書くことにしました。
Urgent: Windows 2000 boot error after SYSTEM hive repair – critical medical software at risk : r/windows2000
まず、このケースでは、レジストリファイルの破損を前提にして次の順番でアプローチをすることを勧めます。
1. 回復コンソールなどで C:\WINNT\SYSTEM32\CONFIGフォルダの中にある、SYSTEM ファイルと SOFTWARE ファイルの2つのHIVEをバックアップする。

バックアップ後、C:\WINNT\REPAIR にある SYSTEMファイルおよび SOFTWARE ファイルを C:\WINNT\SYSTEM32\CONFIG にコピーして、起動できるか確認します。
A. 起動できる場合は、バックアップ済みのレジストリファイルの破損が原因になるので、バックアップした、レジストリファイルからの復元作業になります。
B. 起動できない場合は、SYSTEM32 フォルダの中にあるファイルや導入したドライバの破損が原因で起動できないので、レジストリーのバックアップを、Windows の再インストール後に行うという復元手順になります。
どちらも、バックアップしたHIVEファイルをレジストリスクリプトに変換してから復元する作業になります。
レジストリHIVEから、レジストリスクリプトの変換は、Windows 2000上ではなく、Windows PEでも構いませんし、最新OSでもなんでも構いません。
なお、Bのケースで、ドライバなどの入手が困難な場合は、WINNTフォルダごとどこかにバックアップを取っておくことをお勧めします。
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