オミクロン株のリスクの軽さについて言及してる記事の信憑性が低い理由
【絶句】オミクロン株の特徴!! イギリスの最新情報
🈁→https://t.co/hP9c3qCxkc
🇺🇸米国と違い🇬🇧英国は比較的正確な報道がされている事が救い。オミの致死率はインフルの0.1%を下回るという見通しを専門家がこぞって発表。
【これはパンデミックの終焉又は”既に終わっている”事を示す】という見解👍 pic.twitter.com/XG3WjLVPRI— Trilliana 華 (@Trilliana_z) January 10, 2022
こういう記事を見かけたので考察してみました
Omicron may be up to nearly 100 TIMES less deadly than Delta, scientists believe | Daily Mail Online
引用元の1次ソースはデイリーメールの様です。
注意点として、デイリーメールの記事は、編集の質が低いのか、真実を微妙に大衆が飛びつきやすいような記述に変えて、不正確に伝えるため、Wiki などでは、引用しないように警告が出るサイトです・ω・
とりあえず、Twitter の見出しの3点だけでも突っ込みどころが満載なの・ω・
・米国と違い英国は比較的正確な報道がされている
→ デイリーメールの記事を持ってきて正確な報道だというのは洒落が効いてる。
CNN.co.jp : ウィキペディア、英大衆紙デイリー・メールの引用を禁止
デイリーメールの信頼性は東スポ並み?評判や口コミをまとめてみました! | 気になる木を育てるブログ
・オミの致死率はインフルの0.1%を下回るという見通しを専門家がこぞって発表
→ 今後、致死率が0.1%のインフルエンザを下回る可能性があるという報告に、いろんな専門家が期待を込めてこぞって飛びついたが正しい。主語がどんどん大きくなってますよ・ω・
・【パンデミックの終焉又は”既に終わっている”事を示す】という見解
→「 パンデミックの終焉が近く、最悪の事態はもう来ない」という展望に多くの研究者が飛びついたが、ちゃんと検証する必要があるし、落とし穴がある。と引用元の記事に書いてる。都合のいいところだけ切り取るのはよくないですね
では実際どうなのか考察してみよう・ω・
Report from South Africa's Omicron hot spot spurs cautious optimism | CIDRAP
比較的されることが多い、南アフリカのオミクロンホットスポットからの報告が楽観主義に拍車をかけているという記事。
要約をまとめるとこんな感じ
・オミクロンについて楽観的なことを書いている記事は初期のものをソースにしていることが多いので信頼すべきではない。
・ワクチン接種者がかなり感染している。
・以前コロナの死亡率は23%だったが、オミクロンが蔓延して死亡率が6.6%に下がった。
・オミクロンが発症したばかりの人が多く、今後重篤になる患者が多くなるか正確に把握するためには数週間かかるかもしれない
Is Omicron now falling in South Africa? | The Spectator
イギリスのスペクテーター誌は最新のデータを引用しています。
確かに、新型コロナの平均死亡率は10%未満に下がりましたが、
1月に入って、死亡率が去年の7月のピークの4割に急増しています。
今後も増加するなら警戒する必要があるでしょう。
オミクロン株がそれほど重篤化するリスクが高くないことは歓迎すべきことですが
以下の2点を論ぜずに新型コロナは今後どんどん取るに足らなくなるからもう規制する必要な全くないと拡散するのはよろしくないと思います
・現在ワクチン接種の効果がオミクロン株でも70%程度あるとされ、オミクロン株が比較的軽症である理由の一つであること。(ただし、デルタ株の重篤化のリスクの半分以下であることは間違いない)
・南アフリカの例のように、時間が経たないと、正確な重篤化のリスクは分からない。
(新型コロナが感染者が出はじめた初期と比較して、感染者数が落ち着いてきて死亡率が激増したのをお忘れでしょうか?)
・死亡リスクが1/4でも、感染者が数倍~十数倍となると、患者数も死者数も多くなるのをお忘れなきよう ・ω・
オミクロン株は重症度と死亡率が低い、ワクチンによる感染予防効果は70%ただし5か月でほぼ10%に | 新発田市耳鼻科の医療豆知識
新発田市耳鼻科のオミクロンに関する記事辺りが正確で堅実です・ω・
【新型コロナ】豪州でオミクロン株感染拡大、香港で空気感染示す調査 - Bloomberg
中国共産党機関紙、人民日報の系列紙である環球時報が報じた。それによると、1つは新型コロナの死亡率がインフルエンザと同程度の0.1%になること、もう1つは1人の感染者から何人に感染が広がるかを示す「実効再生産数」が1-1.5のレンジにとどまることだとした。 |
余談ですが、中国方面から、新型コロナがインフルエンザ並みのリスクになることが盛んに宣伝されています。行き過ぎた、新型コロナ軽視の考え方は、中国の圧力の影響じゃないかと思っています・ω・
変異した結果ワクチンを回避できるようになった(予測可能)、
毒性が弱くて(気づかずに)周囲にウイルスを拡散していると考えると
海外での感染爆発は納得できます。日本は少し違うようですが。
各国政府の発表ってどこまで信用できるんでしょう?
荒川央博士がブログでオミクロン株の特異性を指摘されている
ように、人為的にパンデミックを長期化している何かがありそう。
>>1
「毒性が弱くて(気づかずに)周囲にウイルスを拡散している」とのことですが、私の考え方は少し違います。
ウイルスが増える場所が、肺よりも、咽頭 上気道になったため、
痰や咳ではなく、唾液や、呼気に 含まれる量が激増したため、
会話などで感染しやすくなったため、感染力が増加したのだと考えています。