【ニセ科学】ベジシャワー その2 99.9%純水は本当だった!?【ぼったくりの真相】

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続編です!ベジシャワーの成分についての真相に迫ります・ω・

ベジシャワーの説明にアルカリイオン水と言う単語が出てきますが、通常、アルカリイオン水とは水道水に微量の 水酸化ナトリウムや水酸化カルシウムを溶かして電気を流れやすくしたものを電気分解し、陰極側より生成されるアルカリ性電解水を指します。
pH 9-10の物は飲用に、pHがそれより高いものは掃除や洗浄に利用されます。

ベジシャワーの成分はこれに類するものだと思っていましたが、その回答がサイトにありました

vegi3

アルカリイオン水を作るための電解質は炭酸カリウムでした!

400ml と言うことは
0.4g の炭酸カリウムが含まれている訳ですから
分子量 138.21 の炭酸カリウム (K2CO3) は 約 0.003 mol
1リットル当たり 0.0144mol のカリウムイオンが含まれることになります
 酸解離定数の関係で2段階目の電離度などの計算があるので約0.01規定で pH 12になると推測されます( ˘ω˘)

ベジシャワーを紹介する酷いブログがあったので紹介しましょう

高いけど危険じゃないの?ベジシャワーのpH(ペーハー/ぴーエッチ)とは マイナスイオンが汚れを落とすメカニズム

・pHとは水中に溶け込んでいる水素イオンの濃さ
 正しい


・濃さの単位は0から最高14まで
 濃厚な強酸、強塩基の水溶液は超酸、超塩基と呼ばれ、pH がマイナスや 14以上の値を取るので誤り

・0は水素イオンが全く入っていないことを意味する
 水素イオン濃度が 10の0乗の濃度入ってることを意味する。めちゃくちゃ濃厚。完全に間違い

・ベジシャワーはアルカリ性でpHは12
 正しい

・ベジシャワーは最高14の12なので水素イオンはかなり濃い
 アルカリ性でなので水素イオン濃度は低い。pH 12とは 10の-12乗しか水素イオンが含まれていないのだ( ˘ω˘) pHについて勉強し直してきた方がいい

・時間が経つと水素イオンが減って普通の水に戻っていく
 時間が経つと炭酸カリウムには、空気中の二酸化炭素が溶け込んで 炭酸水素カリウム(重炭酸カリウム)に変化していき水素イオンが増加し、pHが低くなり水に近くなるが、水に戻っていくわけではない

間違いだらけで笑った(・ω・)

炭酸カリウムは 1g 約2円なので、ベジシャワーの原価は 800ml の純水の値段+ 約 1円 + パッケージ料金の物を3400円で売りつける 詐欺商品と言うことが分かります( ˘ω˘)


市販品だと5倍濃縮品の似たようなものが同じ値段で売っていますから5倍以上のぼったくりですね( ˘ω˘)

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1件の返信

  1. なみだがちょちょ より:

    ベジシャワー最高!
    日本って素晴らしいですね!感涙

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