【ニセ科学】ベジシャワー その1 ミニトマトに農薬散布50回の真相は数え方【安全な理由】

pH12 の純水で作られた 野菜専用洗剤が話題になっています
不安を煽るエセ科学商品にご注意！～農薬落とし水ベジシャワー？ - Togetter
nakanono.com/cherry-tomato-vege-shower (現在は記事削除) 

デマと言うか、安価なアルカリ性水溶液を使ってぼったくってる悪質な商法なのですが、
批判の中にもデマがあるので、紹介しようと思います ・ω・

こういうの、絶対に騙されないで下さいね。
あのね、ミニトマトって3月に種まき、5月に苗を植え、7-9月くらいに収穫すると思うんですが、そのたった半年足らずで49回も農薬を散布するなんてありえない。どんだけ効率悪い農業なの？農薬の散布はせいぜい1-2回だと思いますよ。
ベジシャワーって何だよ。 pic.twitter.com/vOAY5QKqRB

— Y (@y_psychologist) November 1, 2018

ミニトマトの農薬散布回数が 約50回と言うのはデマだという書き込みがありますが、これはデマではなく実は正しいです。

驚きの農薬使用回数：福岡県調査 | M&Kラボラトリーズ
例えば、福岡県の 2009年の調査によるとミニトマトへの農薬散布回数は平均53回でした

でも、これには理由があるのです。

農薬使用が1回でも10回でも特別栽培農産物？ | 大地を守る会｜有機野菜や自然食品など安心できる食材・食品の通販宅配サービス

・農薬の有効成分1種類を1回と数える。10種類の有効成分が混ざっていれば、5回散布すれば50回になる。例えば、白菜の場合9種類の成分が入った農薬を使います。
・除草剤も1種類と数える。
・殺菌剤も1種類と数える。
・作物によって、種苗からカウントしたり、種の殺菌からカウントしたりする(使用回数のカウント方法の例)

『ミニトマトは3日に1回農薬を散布している』何て書いてる馬鹿なブログもありますが、7種類の有効成分を使った農薬を7回使うのであれば、3週間に1回農薬が散布される程度、果実には1回散布されるかどうかと言うのが分かるはずです( ˘ω˘)