ヒアリに関する、沖縄県のレポートが面白い件
東京都管理局のヒアリやアカカミアリの情報見てみると参考になるなぁ…
と思っていたのですが。
【国内における確認状況】
・平成29年6月18日、新たに兵庫県で発見された。 【生態:生息地など】 ・営巣できる土壌のある、裸地や草地等の開けた場所に生息する。 【形態:大きさや特徴】 ・体長3~5mm(体長とは足の長さは除く、頭部の先から腹部の先までの長さ。)。 【原産地】 ・アメリカ合衆国南部から中米。 健康被害の具体例 ・刺されると、アルカロイド系の毒によって非常に激しい痛みを覚え、水泡状すいほうじょうに腫れる。 被害を受けた場合の対処法 医療機関を受診 |
【国内における確認状況】
・平成29年7月3日、新たに東京都の大井ふ頭で確認された。 【生態:生息地など】 ・公園や農耕地などやや開けた場所に営巣する。 【形態:大きさや特徴】 ・体長2~6mm。 【原産地】 ・原産地は南アメリカ。 健康被害の具体例 ・刺されると、アルカロイド系の毒(ソレノプシン)によって非常に激しい痛みを覚え、水疱状すいほうじょうに腫れる。 被害を受けた場合の対処法 医療機関を受診 |
沖縄に面白い資料があるのを発見しました
(3) 特定外来生物指定種ヒアリの誘引剤選定 特定外来生物指定のヒアリSolenopsis invicta を侵入初期段階で検出するには、広い地域を網羅的にモニタリングすることが求められる。その場合、その採集サンプルの処理や標本作製の簡便さ等を考慮すると、誘引剤によるモニタリグは有効な手段である。ただし、石垣島の調査例からも見て取れるように、誘引剤による採集の効率は一般的な採集法よりも低く、採集可能な種はその餌源への嗜好性に大きく左右される。調査対象種を効率よく採集するためには、その誘引餌の選定が重要となるだろう。 ヒアリは、糖蜜よりも油脂を好むとされており、侵入地台湾では、ポテトチップス(プリングルスうす塩)を誘引剤として使ったモニタリングが標準となっている。本年度の予備調査では、(1)沖縄県内で容易に入手可能な菓子の中に、ヒアリに対して有効な誘引剤となるものがあるか、(2)選抜された誘引源に、沖縄ではどのような種が誘引されるか、を明らかにすることを目標とした。 |
ヒアりは、ポテトチップスを好むとな?
|。・ω・) 何それ面白いんですけど
① ヒアリに対して有効な誘引剤
ヒアリが生息する台湾において、沖縄から6 種類の一般的なスナック菓子を持参し、ヒアリに対しての誘引性を試験した。持参した6種類のスナック菓子の内訳と選定基準は以下の通り。 ・カールチーズ味:チーズの香りが効果的なのではないか? |
選定基準が面白い
『とんがりコーン焼きトウモロコシ味が現地調達できなかったため、とんがりコーンバターしょう油味で代用した』
|。・ω・) 。o ( wwww )
結果:冬季でアリ類の活動活性が低いこともあり、台湾標準のプリングルスを含めてヒアリへの誘引はごく僅かであった。とんがりコーン、コンソメパンチ、ちんすこうバニラ、チップスターには誘引性があるように見られたが、その効果の差を見ることはできなかった。そこで、とんがりコーン、コンソメパンチ、ちんすこうバニラ、チップスターを直接ヒアリの巣のマウンド上に配置し、それに対しての反応を観察することとした。その結果、とんがりコーン>コンソメパンチ>ちんすこうバニラ=チップスターの順に誘引力が高く、中でも上位2 種類のスナックが菓子の誘引力は他に比べて顕著に高いよう に見受けられた。扱いやすさも考慮して、とんがりコーンを当面の誘引源として採用することとした。 |
とんがりコーン有用だな・ω・
参考になるので是非読んでみてください。
似たような感じのエアリアルではどうなのでしょう?