タイ政府、韓国製メッセンジャーLINEの内容を監視するためにNAVERと協力？

　タイ地元紙によると、ポンチャイＩＣＴ相は、ＬＩＮＥのメッセージ内容について監視することは可能とし、不敬罪や国家の安全を脅かす恐れのある内容がないか日々監視していると語った。

　ただし監視する方法について、ＬＩＮＥを提供するネイバー社の協力のもと行われているのか、独自に傍受して行っているのかといった回答は得られなかったようだ。

　以前タイ政府は、ＬＩＮＥのメッセージ内容を監視するためネイバー社に情報提供を求めると明かしていたが、その後同社は政府から要請を受けたことはないと否定している。

「タイ政府によるモニタリングなどが行われていない」（株）LINEを所有している韓国系の（株）NAVER、のスポークスマンは、電子メールで 「ラインが最優先事項として、消費者のプライバシーを考慮している」と述べた

以前タイの政府は毎日LINEで送信される4000万人以上のメッセージを監視していたことを明らかにした。

「あなたは国家の安全を脅かすLINEのメッセージを受け取った場合には、警察に苦情を申し立てることができます。 メッセージがもともとどこから来たかを私たちは、トレースすることもできる」

バンコクポストは 、LINEとタイの当局の協力で告発がされたのは1回だけではないことを語っている。

2013年には、テクノロジー犯罪防止部門が国家安全保障の懸念があるLINEユーザーの発言を取得するための協力をNAVERに求めるために日本に送られたと主張されている。