Unicode 制御文字に関するコンテキストメニュー と 新しいusp10.dll

USP10.DLLは Uniscribe Unicode Scripts Processor  Libraryですが、Unicodeによって符号化されたテキストを描画するためのレンダリングサービスを提供しています。

フォントが最新で、なおかつこのDLLがちゃんと入っていれば、Windows 2000でも正常にUnicodeを表示することが出来ます。



usp10b
これが通常Windows2000に入ってるバージョンです。

Office2003などをインストールすると、最新版のusp10.dllがインストールされます。

今回は、Vista Service Pack 2 から取り出した物を使って見る事にします。

Windows6.0-KB948465-X86.exe をfcwinで実行可能にした後、 /x オプションを付けて実行して解凍します。
すると、中に windows6.0-kb948465-X86.cab と言う 337M位のファイルが展開されます。さらにこれを解凍します。
windows6.0-kb948465-X86.cab

すると、フォルダの中に usp10.dllが解凍されます。
usp10a
バージョンはこちら。1.626.6002.18005 です。

これを、SRCPYなどで system32 にコピーすればサービスの恩恵を受けることが可能です。

usp10
さて、こちらは、通常のメモ帳のコンテキストメニューです。

usp10c
こちらは、コンテキストメニューが拡張されて、『右から左に読む』『Unicode 制御文字の表示』『Unicode 制御文字の挿入』が利用できるようになった Windows 2000のメモ帳です。

何が違うかと言うと、Windows 2000 Surrogate 更新が入っているかどうかなんですね。

サロゲート ペアの表示だけの機能拡張だと思っていたのですが、何かとUnicode周りの操作で必要になるかと思います。
(アラビア語などがインストールされているとデフォルトで有効になるようですが…)

関連記事:
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関連サイト:
ダウンロードの詳細 : Windows Server 2008 Service Pack 2 および Windows Vista Service Pack 2 (5 言語用スタンドアロン版) (KB948465)
Uniscribe - Wikipedia

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