一宮海水浴場でイルカが打ち上げられた理由

千葉県一宮町でイルカが約30頭海岸に打ち上げられた件、陰謀論や天変地異だと騒いでる人が沢山いるようですが…。

マダガスカルのイルカ大量座礁死、原因はソナーマッピングか 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
海外では実際に人為的な理由でイルカが大量座礁することが過去にあったのも事実のようです。
果たして、これらの予想は正しいでしょうか?



カズハゴンドウのアイソトープ分析
このイルカ、熱帯・亜熱帯海域(水温 17℃~28℃)に生息して,数頭から数100頭、時には1000 頭を越す群れを形成したり、ハンドウイルカ等との混群をつくることや、集団座礁の報告が多いことが知られているそうです。

三管区海洋速報 海流概況図 第12号
iruka
イルカの事故のあった一宮海岸の最近の水温と海流です。
カズハゴンドウイルカは黒潮に乗って17-20度の水域で生活してるようです。
しかし、座礁した一宮海岸の水温は12度前後。
餌を追ってきたものの、10度近い温度の低下で、体が動かなくなってしまった可能性が高いとのこと。

イルカ30頭、千葉・一宮の波打ち際に打ち上げられる…「冷たい海で体がまひした可能性」 - ライブドアニュース

大地震の予兆? 温暖化のせい? イルカの大量座礁の謎〈tenki.jp〉 | AERA dot. (アエラドット)
朝日新聞さんは、陰謀論が好きなのか、カズハゴンドウの座礁は、大地震の予兆とか温暖化のせいだとか言う記事を書いています
こうやって少しずつ、読者を陰謀論に慣らしていくのでしょうか・ω・

一宮ではイルカの救出が行われたそうですが、イルカが、すぐに戻ってきてしまうとのことでした。
寒流の影響で、海岸から離れるほど水温が低いためイルカが嫌がってることが推測されます。
イルカが沖合の元の暖流まで50kmほどあるため、自力で戻ることができないんでしょうね。

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