【ニセ科学】トルコのENIL風力タービン 実際は 1/33のスペックでした【誤報】

トルコの学生が思いついた 300個で2万世帯の電力が賄える夢の風力発電システムが、反原発タグとともに用いられていますが…。
『ちょっと考えれば、間違ってるのがわかる』というツイートとともに目に入ったので確認してみました。

実際に、検索してみると10秒くらいで、情報が間違ってることがわかるとおもいます。

Updated: ENLIL has corrected the statement saying “300 turbines will power 20,000 homes” is incorrect. The startup elaborated on the topic, saying tests are promising and still underway.

1年前の二次ソースの記事を見ると、

『ENLILは当初300基のタービンが2万戸の住宅に電力を供給するだろう」という記述を修正しました』
と書かれているので、間違ってることがわかるわけですが、確認もせずに拡散しまくってしまうあたりに、ITリテラシーの低さが垣間見えます。

では正しい情報は何なのか探して調べてみました。

ENLIL Turbines- Generating Power Through Passing Vehicles - BuzzOnEarth

ENLIL風力タービンは、未来のスマートで再生可能な都市の建設に取り組んでいるトルコのイスタンブール出身のDeveci Techが作りました。
タービンは長い翼で垂直に設計されています。 それは地面のより少ない区域をカバーし、そして取扱いが容易です。 それはそれを耐久性にするそれは容易に組み立てられそして分解されることができます。 ソーラーパネルは、余分な電気を発生させるためにタービンの上部に固定されています。 この装置は、毎時約1キロワットの電力を生み出すことができます。 1台のENLIL風力タービンで、2世帯の1日の平均電力需要を簡単に満たすことができます。

これが、正しい情報が書かれた記事だと思います

300台で 20000世帯だと、1台 で約 67世帯賄える計算になりますが、

1年前に誤報があったと書かれている記事の部分を誤報部分を書かずに拡散してしまうのはどうなんでしょう?
1台で2世帯ですから。誤って約33倍に盛られた数値を信じて拡散してしまったことになるわけですね( ˘ω˘ )

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