【トレンドマイクロ】HTTPS サーバ デコード 認証コード とは何ぞや

国内で、Web のフィルタサーバーで SSL デコード と言う言葉を使っている大手メーカーは3つあります

よくあるご質問(FAQ検索)| デジタルアーツ
i-FILTER Ver.8.0 / 8.5 / 9 / 10

HTTPS解析(デコード)機能を使いたい | ALSI 
InterSafe WebFilter 7.0 / 8.0 / 8.5 / 9.0

Q&A | Trend Micro Business Support
InterScan WebManager 8.5 / 9.0

i-FILTER InterSafe WebFilter InterScan WebManager
Ver 7.0 2008/9 2011/2 2011/6
Ver 8.0 2011/10 2012/8 2012/9
Ver 8.5 2013/2 2013/10 2013/9
Ver 9.0 2014/4 2018/2 2018/8
Ver 10 2017/9  -  -

どのメーカーもバージョンの付け方が似てるのですが、特に ALSI の InterSafe WebFilter と トレンドマイクロの InterScan WebManager のバージョンの付け方と SSLのデコード機能が追加されたバージョンがほぼ同じなのです

Trend Micro InterScan WebManager(TM) 7.0(Build0715)

1) HTTPS 通信で使用する暗号を一時的に解読して、フィルタリングおよびアクセス 履歴を保存する機能を追加しました。

InterSafe WebFilter v8.0 管理者マニュアル

HTTPS 通信で使用する暗号を一時的に解読して、フィルタ リングおよびアクセス履歴を保存します。

ほぼ同じ文面ですね・ω・

ちなみに、先に出てきたデジタルアーツについては
デジタルアーツ「i-FILTER」、トレンドマイクロ「Deep Discovery Inspector」との連携オプションを提供 - クラウド Watch
業務提携と言うレベルのようです。

(Ver7.0以降)【InterSafe WebFilter】クライアントの対応OS
InterSafe WebFilter はBuild 番号と、 SP1/ SP2 等があるのですが、検索してみるとInterSafe WebFilter にも同じビルド番号がほぼ同期しています

ALSI、トレンドマイクロからURLフィルタリング事業のネットスター全株式を取得 - クラウド Watch

アルプスシステムインテグレーション株式会社(以下、ALSI)は1日、トレンドマイクロ株式会社よりネットスター株式会社の全株式を取得し、同日付で完全子会社化すると発表した。
ネットスターは、URLフィルタリング製品の要となるURLデータベースの収集・配信、およびフィルタリングエンジンの開発、関連製品の開発やサービスの提供を目的に、2001年4月にALSIとトレンドマイクロの合弁会社として設立された。
昨今、マルチデバイス化やクラウド化への対応など、新しい技術を採り入れた製品やサービスが求められる中、このような市場環境に対応するため、ネットスターの全株式を取得し、ALSIとネットスターの営業・開発体制を一体化するのが狙いとしている。
これにより、製品開発サイクルのスピードを高め、さらに両社の持つ技術基盤を融合させ、セキュリティ対策をワンストップで実現する製品やサービスを提供することで、一層の事業拡大を図るとのこと。
なお、ALSI、ネットスター、トレンドマイクロは今後も継続的な製品供給を通じて、一層の協力関係を維持し、ビジネスパートナーとして連携を強化するとしている。

Q&A | Trend Micro Business Support
そういえば、InterScan WebManagerサーバデコード認証コード発行フォーム のリンク先は ネットスターでしたね

ちなみに、Version 8.5 から勝手にSSLサイトを復号してデータベースにするのはまずいと思ったのか、利用者に

お申し込みになる法人の管理者(以下管理者)が、本WEBサイトから発行される認証コードを利用して、HTTPSサーバデコード機能(以下本機能)を有効にすることにより、管理者は暗号化通信の内容を取得または、閲覧可能となります。従って、管理者がその情報を悪用できてしまうなどの危険性が存在することを予めご理解、ご認識いただき、本機能を利用するものといたします。本機能は、不正アクセスや不正アクセスを助長するような行為に利用してはなりません。

という申請フォームに同意させてから収集するようになりました。

今後、どんどんWebサービスの SSL化は進んでいくので、こういったサービスが必要なのは分からなくもないのですが。誤ったセキュリティーの知識を教唆したり、情報漏えい、不正アクセスの被害 などをやらかしてる企業が機密情報を管理してるのはちょっと不安ですね。

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