間違いだらけの出版広報センターによる『深刻な海賊版の被害』

深刻な海賊版の被害｜出版広報センター に書かれている内容が酷いと話題になってるようです

海賊版（狭義の）サイト対策はけっこうだけども、出版広報センターのこれ https://t.co/mzng6rTI2j には全く賛同できないどころか、害悪であると糾弾していかなければならない。ありもしないサイバーセキュリティの脅威を盛って青少年を脅す虚偽のキャンペーン。セキュリティ関係者は許すな。 pic.twitter.com/OjM4wGaLHw

— Hiromitsu Takagi (@HiromitsuTakagi) February 21, 2019

海賊版を利用するとこんなリスクがあるというのを訴えて、利用しないようにさせるという狙いが透けて見えるのですが、色々酷いので説明していきたいと思います

1. ウィルス感染リスク

出版広報センター『海賊版サイトで「広告をクリック」したり「ダウンロードしたファイルを解凍」したり、あるいはサイトにアクセスしただけでウィルスに感染する被害が拡大しています。あなたのスマホ、タブレット、PCが危険にさらされています。』

確かに、FlashやAndroid の WebView などの脆弱性を突いて、閲覧しただけで実行ファイルを起動するウイルスはあるのですが、海賊版サイトに限らず、どこのサイトでもリスクは変わりません。
海賊版サイトウイルス感染の被害の中心は、嘘の広告をクリックさせてアプリをインストールさせたり、漫画を見るための アプリケーションのインストールを促してウイルスに感染させる手法の方が主流です。

2. 悪質サイトへの誘導リスク

出版広報センター『未成年に有害な出会い系サイト、違法なアダルトサイトへ誘導するように、巧妙に作られています。』

どっちかと言うと、広告収入が高いため、アダルトサイトや出会い系サイトが好まれて貼り付けられているのが理由のような気がします。
ここで、『違法なアダルトサイト』 ってなんだろうって話なんですが、恐らく著作権を無視してAVなどを動画配信しているサイトを差しているのだと思います。
著作権を気にせず漫画を読みに来ている人が違法な漫画サイトを訪れている人に、『違法なアダルトサイトへ誘導されます』っていうのは「（著作権を無視して）エッチな動画配信してるサイトが見れます」って宣伝してるようなもので)逆効果なんじゃね？って思うんですが(･ω･) 真顔

最後はCoinhive の件で 悪名高いトレンドマイクロ の入れ知恵でしょうか？
仮想通貨のマイニングをさせるサイトは確かにあるでしょうが、「アクセス中だけ、仮想通貨の採掘作業をさせられてしまうが言われなければ気づかないレベル」というのが真実ですし、コインマイニングでパケ死したなんて話初めて聞きましたｗ。海賊版サイトのメディアコンテンツに対する通信料なんて微々たるもので、デマです！。「漫画が見れるんだから、閲覧中だけなら我慢する」と言う人が沢山出て来るかもしれないので、まぁ、真相を書く事が出来ないのかもしれませんが、あんまり、嘘ばかり書くと、日本人が馬鹿になるのでやめて欲しいです (･ω･)
ただ、アプリのインストールを薦めるような海賊版サイトはメディアを閲覧していなくても、恒久的にPCやスマートフォンでマイニングをさせて負荷をかけるケースがあります。

行きつくところは、嘘をついてサイトを貶めてまで利権を守りたいのだろうって思われるのは必至で、良心の元に海賊版の利用を避けてた人にまでそっぽを向かれそうな内容の広告だという猫さんの感想です。