【誤報】読売・サンケイ新聞やらかす(ロシア副領事強盗の件)

　【リオデジャネイロ＝吉田健一】ブラジルメディアによると、リオデジャネイロ五輪のメイン会場「五輪公園」があるバーハ地区で４日午前、ロシア副領事（６０）が妻子を乗せて車を運転中にオートバイに乗った２人組の強盗に襲われた。

　グロボテレビ系列のサイトが警察の話として伝えたところによると「ロシアの副領事」は、渋滞に巻き込まれて停車した際に襲われた。副領事は強盗が車の窓を割った際、強盗が持っていた拳銃を奪い、１人を射殺した。残る１人は逃走した。副領事は柔術経験者だった。

地元メディアなどの報道によると、ロシア副領事は妻や娘と一緒に車の中にいたところを、自転車で近付いてきた強盗に襲われてもみ合いになり、相手の銃を奪って発砲したという。

ソーシャルメディアでは、この外交官が柔術を使って強盗を撃退したという未確認情報も出回っている。

一方、ロシアのタス通信はこうした報道内容を全面的に否定。在リオデジャネイロ・ロシア総領事館の話として、銃撃事件に外交官は関与していないと述べ、「リオデジャネイロに駐在するロシアの外交官や職員は全員無事で、一切関係はない」とした。

この事件について、リオデジャネイロ警察や軍警察は取材に応じていない。在リオデジャネイロ・ロシア領事館は、５日に詳細を明らかにすると話している。

　車には妻や子供らが乗っていたという。２人組は車が止まったところで窓ガラスを割って襲撃したが、柔術の経験者の副領事が１人を捕まえ、拳銃を奪って射殺。もう１人は逃走した。