【デマ】えっ?インフルエンザって40代が一番死ぬ可能性高いの?!

インフルエンザでの死亡ピークは40代で、他の世代よりかなり高いので、40代の人はくれぐれもお気をつけあれ。50代で死亡率はやや下がり60代でぐっと低くなります。

https://twitter.com/obenkyounuma/status/953256309612199941

|。・ω・)ノ なんでや!そんなわけないやろ

という訳で調べてみた

http://idsc.nih.go.jp/training/22kanri/22pdf/sep15_02.pdf

inf1
多分、ツイ元の人が見たグラフはこれだと思われる

10歳未満を除くと、40代の死亡率が一番高くなっている。
よく見ると人口10万人当たりと書いてある

グラフ作った人が、一番左に全年齢で平均取ってしまってるのが誤り
全年齢は1.6人になる

つまり、人口10万人のうちインフルエンザで死亡した人が  1.6人いて、うち 40代だった人が 0.19人と言うのがこのグラフの意味である。

要するに人口が少ない世代は死亡率も低くなるのだ

多分、このツイートした人が想定してるのはこっちのグラフだろう

inf2
こちらは、分母がインフルエンザの患者の人数になっている。
高齢者ほど、死亡リスクが高い事が分かる。

念のため、横浜市生成研究所の資料を見て見よう

横浜市衛生研究所:死亡率・致死率(致命率)・死亡割合について

「エボラ出血熱の死亡率は50-90%と高く、・・・」というような記述を見かけることがあります。この記述は誤りで、正しくは、「エボラ出血熱の致死率(致命率)は50-90%と高く、・・・」です。
ある病気Aの死亡率、あるいは、ある病気Aの致死率(致命率)といった場合、死亡率も致死率(致命率)も、割り算で、「ある病気Aの死亡者数」を割ることにより算出しますが、何で割るかが違います。死亡率の場合は、総人口で割ります。致死率(致命率)の場合は、「ある病気Aの患者数」で割ります。ですから、例えば、「B国でエボラ出血熱の死亡率は50%だった。」という場合には、「B国国民の総人口の半数がエボラ出血熱で死んでしまった。」ということになってしまいます。「B国でエボラ出血熱の致死率(致命率)は50%だった。」ということであれば、「B国ではエボラ出血熱患者の半数が死亡した」ということになります。日本では、2002年において死亡率が高いのは、死因の上位を占める悪性新生物(癌)、心疾患(心臓病)、脳血管疾患(脳卒中)といった死因です。日本では、2002年においてエボラ出血熱による患者も死者も発生していません。ですから、日本では、2002年においてエボラ出血熱の死亡率は、0%です。 死亡者数を使って算出する、公衆衛生の指標はいくつかあります。ここでは、死亡率、致死率(致命率)、死亡割合について、触れます。

お分かりいただけただろうか。 ・ω・ 40代の人安心して下さい。

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