今月リリースされた NT6.x 向け vbscript.dll で とんでもないことが判明

MS14-080: Cumulative security update for Internet Explorer: December 9, 2014
MS14-084: Description of the security update for VBScript 5.8: December 9, 2014

今月リリースされた Vista / Windows 7向けの VBSCRIPT.DLL の 3つの QFEバージョンに注目してみたのですが、コンパイル環境が全く違うことが判明しました

まずVista向けの MS14-084 vbscript.dll 5.8.6001.23642
VC++2005で11/14にコンパイルされています。

そして、Windows 7向けの MS14-084 vbscript.dll 5.8.7601.22856
VC++2008で10/30にコンパイルされています。

そして、Vista / 7 の IE9 向けの MS14-080 vbscript.dll  5.8.7601.20716
VC++2010で 11/25にコンパイルされています。
(なぜか、バージョンが低い)

まぁ、それはいいとして。
sse
VC++2010版だけ、 SSE 対応ライブラリを使っている

ファイルバージョンの優先度は

5.8.6001.23642 < 5.8.7601.20716 < 5.8.7601.22856
なので…。

つまり、バージョンが新しくてMS14-080 が入ってしまう Vista 版は SSE対応なので少し高速に
バージョンが古くて MS14-084 が入ってしまう Windows 7 版は SSE非対応なので少し低速になるのでは・ω・;
そもそも、どっちを残すのが正解なのかよくわからないのが…ポイントですよね

なんで同じOS向けなのに、コンパイル環境が違うのか、訳が分からないよ・ω・;

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