Baidu IME 最新版でインストールされるファイルとレジストリの徹底調査
Google で Baidu IME 検索したら、
なんてサイトがあったので以前もやったけど、今回は 最新版をインストールしながら、システムをモニタリングして検証してみた
まず、
インストールされるファイル
AA AA\AACustomDict.db AA\AASystemDict.db AA\AAUserLearn.db config.ini dict Log skin dict\imelearnbasic.dat dict\imelearncnt.dat dict\kaomoji.btod |
%USERPROFILE%\Local Settings\Application Data\Baidu\IME\3.3.2.6
要するにここに、学習内容、エラーなどのログが保存されるらしい。
AAUI.dll BaiduFrontEnd.dll BaiduIME.exe BaiduIMEDLL.dll BaiduJPServ.exe baiduJPTip.dll BaiduJP_Config.exe BaiduPlatform.exe BaiduUI.dll BaiduUserGuide.exe BugReporter.exe CellDictUpdator.exe cmph.dll credits.txt Data Dict hao123inst-japan-ime-sc.exe hinput.dll hinput_dll.dll hinput_exe.exe ImeJPUpdate.exe ImeSkin.dll ImeTools.exe jpimeshell.dll MsgPop.exe passport passport.exe popuptip.exe RegTool.exe ServAgent.exe skin snapshot.exe snstoolbar SNSToolBar.dll Theme.rsd uninst_BaiduJP20.exe urlfilter.conf UserDictMgr.exe x64 XDLL.dll Data\English.mrd Data\hangul.mrd Data\hci611.mrd Data\kana.mrd Dict\AASystemDict.db Dict\annotation.bin Dict\dict.bin Dict\english.dat Dict\kernel_dict.bin Dict\matrix.bin Dict\onegram.bin Dict\predict.bin Dict\rules.bin Dict\translation.bin passport\back.png passport\bg2.png passport\bkpicture.png passport\checkbox.png passport\close.png passport\close_unuse.png passport\dottedline.png passport\download.png passport\download_unused.png passport\error.png passport\errorback.png passport\finish.png passport\fix_cancel.png passport\fix_ok.png passport\jumpbutton.png passport\jumplink.png passport\languagebar.png passport\logfinish.png passport\ok.png passport\other.png passport\passport.xml passport\popup-jump.png passport\popup.png passport\popupbk.png passport\PopUpCheckBox.png passport\popuplogin.png passport\promptclose.png passport\quit.png passport\Sample.gif passport\success.png passport\syncback.png passport\syncfinish.png passport\twitter.png passport\upload.png passport\upload_unused.png skin\20100101Blue.bts skin\20100101Pink.bts skin\20110825blackboard.bts skin\20111020cool.bts skin\20111221aimi1.bts skin\20120116coolblue.bts skin\20120131valentine_choco.bts skin\20120308sakura.bts skin\20120322BigType.bts skin\20120419simple.bts snstoolbar\emoji.json snstoolbar\images snstoolbar\kamoi.json snstoolbar\main.json snstoolbar\sns snstoolbar\images\aa.png snstoolbar\images\background.png snstoolbar\images\close.png snstoolbar\images\down.png snstoolbar\images\emoji_frame_bk.png snstoolbar\images\guide_tip.png snstoolbar\images\hot.png snstoolbar\images\kamoi.png snstoolbar\images\kaomoji_frame_bk.png snstoolbar\images\logo.png snstoolbar\images\paintedtext.png snstoolbar\images\scroll.png snstoolbar\images\spliter.png snstoolbar\images\tab_btn_bk.png snstoolbar\images\up.png x64\AAUI.dll x64\BaiduFrontEnd.dll x64\BaiduIME.exe x64\BaiduIMEDLL.dll x64\BaiduJP20.ime x64\baiduJPTip.dll x64\BugReporter.exe x64\cmph.dll x64\hinput_dll.dll x64\ImeSkin.dll x64\Install64.exe x64\jpimeshell.dll |
%ProgramFiles%\Baidu\IME\3.3.2.6
まぁ、システム本体がここに殆ど入ります。
少し気になったのが
hao123inst-japan-ime-sc.exe
実行すると ブラウザで起動時に開くホームページ スタートページを変更した上でデスクトップにhao123のショートカットを作成する。
BaiduJP20.ime |
%systemroot%\system32
IMEのシステム。
IME関連のアプリのシステムはみんなここに入るのでそれは同じですね
BaiduFrontEnd.dll InstHlp.dll rebootflag.dll |
%userprofile%\Local Settings\Temp\rebootcheck_3.3-%Y-M-D-h-m-s%
インストール時に作られる、再起動が必要か確認するソフト。
再起動したらまとめて消える
nsSkinEngineW.dll system.dll _AU.exe |
%userprofile%\Local Settings\Temp\ns*.tmp
インストーラー絡みの関連ファイル
再起動したらまとめて消える
しばらく使ってみたが普通のプログラムと一緒で『変なファイルそこら中にばらまいている』という動作はなかった
アンインストールしてみたが、インストールされたファイルはきれいになくなった ・ω・
次ユーザーレジストリ
HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Shell Folders\Programs HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run\BaiduType Converter(JP) HKCU\Keyboard Layout\Preload |
最初が、Explorerにインストールフォルダを認識させるためのレジストリ。
次が、辞書移行ツールを再起動したときに起動する設定。
最後が、IMEとしての登録
次ソフトウェアレジストリ
HKLM\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\Baidu IME HKLM\SOFTWARE\Baidu\IMEJP HKLM\SOFTWARE\Microsoft\CTF\TIP\{3A5831D5-489E-4A76-91CA-A69A89ACAF38} HKCR\CLSID\{3A5831D5-489E-4A76-91CA-A69A89ACAF38} HKCR\subinstall.btod |
最初がプログラムの追加と削除への登録。
次が、自分自身の設定保存など。
それから、多言語翻訳フレームワーク CTF(Collaborative Translation Framework)へのCOM Object登録
WIndows への COM Object 登録。
登録した COM Object の情報。
意外と少ない ・ω・
最後はシステムレジストリ
HKKM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\BaiduJP_IME_Service_3.3.2.6 HKKM\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\Root\LEGACY_BAIDUJP_IME_SERVICE_3.3.2.6 HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layouts\E0210411 |
最初の2つは、Baidu Japanese IME Service の登録用。
サービス登録には必須ですね。
最後は、IMEのシステムへの登録用
レジストリもアンインストールすればきれいに消えますね・ω・
というわけで、サイトに書いてあったのを検証すると
これ滅茶苦茶動作怪しいだろ どれくらい怪しいって ・live2chの操作をする毎に、 多分、インストールする時の利用規約のチェックもしないくらいの人だから、とっくに、別の理由でウィルスに感染しているのだろう。 ・アンインストールしても アプリケーションの1つでもBaidu IMEを使っている状態でアンインストールすると、再起動するまでファイルは削除さ まぁ、確かにキモイ・ω・ 検証したが嘘でした。 最小限のレジストリしか書き込んでいなくて、良心的な部類なので、調べもせずに嘘を書いたと思われる。 |
と、ここまで徹底的に出まかせ書く人がいると、何が本当だか分からなくなるので検証してみた・ω・
多分、うちのサイトに『Baidu IMEのアンインストール方法』を調べに来たという人は、『アンインストールしてもファイルが残ったまま』というデマに載せられてしまったのだろう。
再起動するときに、Windows によって 特定のファイルが自動で削除される という動作があるのを知らないなら仕方ないのか ・ω・
ついでなんで、作られたプログラムのどこまで日本製じゃないのか確認…と思ったのだけど、技術的な問題が出たので続くよ! ・ω・;
アンインストールしづらいとかは、むしろ同梱のHao123のことをBaiduIMEとして言っているんじゃないかと…
hao123は簡単設定機能に組み込まれてはいるものの、呼ばれてない模様
SPYウェアとして判定されるのを避けたつもりがプロジェクトから外し忘れた
だけのゴミでしょうね
皆なんやかんや言いつつも、shimejiは利用していそうな気がするw
((ご存知かもしれないが)himejiはandroid用入力ソフトで、フリーの物の中ではシェアは高いと思う。 そして、お馴染みのマッシュルーム機能発祥のアプリだったはず。 作者の部分を見るとバイドゥ株式会社(= Baidu IMEと同じ)。 因みに、shimejiはクラウド変換にSosial IMEのAPI?を利用している模様)
マウスが暴走してダブルクリックになってインストールさせられてしまったが、レジストリ汚されまくってたぞ・・・
もう少し具体的に書いてもらえば調べますが・ω・;
中国最大手の検索サイト 入力情報を無断送信
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131226/t10014117561000.html
中国最大手の検索サイト「百度(バイドゥ)」が提供する日本語の入力ソフトが、パソコンに打ち込まれたほぼすべての情報を、利用者に無断で外部に送信していたことが分かりました。
これはひどい
この記事の時とは仕様が変わったのかな?
アンインストールして再起動してもファイル残るわレジストリに置き土産置いてくわ、ですね。
新旧、いくつかのバージョンで試したけど、問題なかったです。
たぶん、違うバージョン二重インストールしたと推測。
別バージョンをアンインストールせずにいれると、インストール情報が片方しか残らないのでゴミ残りますよ。
Baidu IMEの完全削除方法! アンインストール&消去の際の注意点は?
「Baidu IME」が入力した文字情報を送信していたことが判明! 中国の最大手の検索サイトである「百度(バイドゥ)」が提供している日本語入力ソフト「Baidu IME(バイドゥ・アイエムイー)」を使用すると、パソコンに入力した全ての文字情報が同社のサーバーに送信されることが
タスクマネージャーのプロセスにBaiduJPServ.exeというのがあるのですが、これは何なんですか?
削除したり終了させても大丈夫ですか?
推測するに通信モジュールなどのプロセスを管理権限で実行するためのコントロールサービスです
単独では実害もありませんが、落としても大丈夫です
いやいや、JAVAアップデートで百度IMEとかhao123とかで
普通にえげつない事になったわ、お前百度の人間かそれとも金でももらってんの?
丁寧な記事ですね。感謝します。
私のケースでも、コントロールパネルからアンインストールしただけでは、多数のディレクトリとプログラム(exeファイル)が残ってしまいました。レジストリも消えていません。
Baiduは家族がインストールしたので、インストールした経緯は不明ですが・・・
[1]2015年1月7日にWindows7のクリーンインストール
[2]1月9日までの間に家族がbaiduをインストール。インストール方法は不明
[3]1月9日にコントロールパネルからアンインストール
[4]データ、exeファイル、レジストリが残っているのを確認
Baiduをインストールしてしまった方は、きちんと自分自身で確認した方がいいです。
> 多数のディレクトリとプログラム(exeファイル)が残ってしまいました。レジストリも消えていません
以前の記事で触れたのですが、バージョンの異なる Baidu IMEを上書きインストールすると
後から入れたバージョンの Baidu IME のインストール情報しか残らないため、古いバージョンの
ファイルやレジストリが残ってしまうようです。
こういうところは本といい加減ですよね・ω・
おそらくメジャーバージョンアップをまたいで複数のバージョンを利用してしまったために
そうなったのだと思います。
Baiduに限らず、あんまり、フリーソフトの自動アップデートは利用しない方がいいです(Javaなども
ひどい目にあうことで有名ですよね)