MSの12月のIEの脆弱性対応が適当だった件とWin2000版セキュリティ更新公開

2015年12月のWindows Update と2000/XPSP2との関係

Windows 2000向けセキュリティ更新プログラム公開しました。WLUでダウンロードできます

MS15-126
JScript および VBScript 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (3116178)

※注意点は、WSH 5.6非対応で
WSH 5.7/WSH 5.8/WSH 5.9 の3種類対応ということです。

system32 内の Jscript.dll のバージョンが 5.6 にってなければOKです
(WSH 5.8/5.9版については MS15-124から流用)

MS15-130
Microsoft Uniscribe のセキュリティ更新 (3108670)

※魔改造版 Windows 2000向けです。Vista版のmsvcrtを最適化した版 が必要。魔改造版のXPでも動くと思いますがノーチェック(バニラの2000やXP不可)

んで、Windows Vista 以降向けの MS15-124ですが、セキュリティアップデートが中途半端だったみたいです
MS15-124: Internet Explorer の脆弱性につながる ASLR バイパス: 2015 年 12 月 16 日

重要: この適用可能な更新プログラムをインストールし、User32 Exception Handler Hardening Feature を有効にしない限り、システムは ASLR のバイパスから保護されません:

  • Internet Explorer 7 から Internet Explorer 10 または Windows 7、8、あるいは 8.1 上で Internet Explorer 11 を実行しているお客様:

    1. Internet Explorer の累積的な更新プログラム 3104002 をインストールしてください。ダウンロードリンクについては、影響を受けるソフトウェアの表を確認してください。
    2. MS15-135 のセキュリティ更新プログラム 3109094 をインストールしてください。
    3. サポート技術情報 3125869 の Microsoft Easy fix を実行し、User32 Exception Handler Hardening Feature を有効にしてください。Easy fix に代わってこの機能を手動で有効にするには、CVE-2015-6161 に関する脆弱性の情報で説明されている手順を行ってください。
  • Windows 10 上で Internet Explorer 11 を実行しているお客様:

    1. Windows 10 の累積的な更新プログラム 3116869 をインストールしてください。
    2. サポート技術情報 3125869 の Microsoft Easy fix を実行し、User32 Exception Handler Hardening Feature を有効にしてください。Easy fix に代わってこの機能を手動で有効にするには、CVE-2015-6161 に関する脆弱性の情報で説明されている手順を行ってください。
  • Windows 10 Version 1511上で Internet Explorer 11 を実行しているお客様:

    1. Windows 10 Version 1511 の累積的な更新プログラム 3116900 をインストールしてください。
    2. サポート技術情報 3125869 の Microsoft Easy fix を実行し、User32 Exception Handler Hardening Feature を有効にしてください。Easy fix に代わってこの機能を手動で有効にするには、CVE-2015-6161 に関する脆弱性の情報で説明されている手順を行ってください。



User32 Exception Handler Hardening Feature の有効化

レジストリ エディターで User32 Exception Handler Hardening Feature 機能の手動による有効化を望まない場合は、Microsoft Easy fix をご利用いただけます。Easy fix に関しては、サポート技術情報 3125869 を参照してください。

Microsoft Security Bulletin MS15-124 - Critical

|。・ω・)。o (追加のプログラム実行するかレジストリ追加しないと保護されないそうな。アホすか)

後突っ込み

回避策

お客様の状況で、次の回避策が役立つ場合があります。

VBScript.dll へのアクセスの制限

  • 32 ビット コンピューターについては、管理コマンド プロンプトから次のコマンドを入力します。

    takeown /f %windir%\system32\vbscript.dll
    cacls %windir%\system32\vbscript.dll /E /P everyone:N
    
  • 64 ビット コンピューターについては、管理コマンド プロンプトから次のコマンドを入力します。

    takeown /f %windir%\syswow64\vbscript.dll
    cacls %windir%\syswow64\vbscript.dll /E /P everyone:N
    

回避策の影響。 VBScript を使用する Web サイトが正常に機能しない場合があります。

って書いてるけど、これだと 64Bit版 IE保護されない…。
上の32bit対応と同じ処理が必要

なんか、対応が劣化してるよね

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