Windows 10を搭載した事務用PCのメモリ最低要件は2Gではなく4Gになるよ!

手抜きOS Windows 10 Part154 / そのWindows 10メモリ不足につき…

『職場に大量にあるメモリ2GBのWin7マシンをWin10にアップグレード』人道上許されないレベルの業務 →経験者は語る… - Togetter

Windows 10 のシステム要件では 32bit版 1GB / 64bit版が 2GBになっているそうです。

Windows 10 のシステム要件

確かにマイクロソフトのサイトにもそう書かれているのですが、以前 2GBしかメモリを搭載していないセキュリティアップデート以外何もインストールされていないWindows 10 バージョン 1607 (別名 Anniversary Update) の64bit版を起動して数時間放置した後 RemoteDesktop に接続できるか試したことがあるのですが、メモリが足りなくなって、接続できなくなることが分かっています。

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要するに、64bit 版Windows 10 では メモリ2Gだと、数時間起動するだけメモリ不足で不調になるのです・ω・

Windows 2000 や XP の場合、システム要件に満たないPCであっても、時間のかかるファイルスワップを耐えることができれば、とりあえず使い続けることができました。

しかし、Windows 10(64bit) の場合は、システム要件をぎりぎり満たしていても、リソースが足りなくなった時点からまともに動作しなくなり、アプリがクラッシュしたり、データが消えてしまったりするわけです。
実際にある例)
・ファイルを保存したはずがリソースが足りず、未保存で、エラーダイアログすら出ない。
・重要なバッチファイルを実行したが、リソース不足でプログラム本体は実行されず、バッチファイル自体は正常終了したように見える。
おそらく、このシステム要件、Windows 10をインストールして、セキュリティアップデートを一切適用してない状態で、メモ帳などの基本アプリが動作するスペックのことを言ってるんじゃないかなと思っています。

そういうのが、Windows 10 が欠陥OSだと思ってる一番大きな点なのですが、ちっとも改善しそうにありませんね(((・ω・)))。

ちなみに業務でよく使うと思われる Office Professional を使用する場合にもちゃんとシステム要件があります
Office Home & Student、Office Home & Business 2016

コンピューターとプロセッサ
1 GHz 以上の x86 ビットまたは x64 ビット プロセッサ (SSE2 命令セット対応)
 
メモリ
2 GB RAM
 
ハード ディスク
使用可能ディスク領域 3.0 GB
 
ディスプレイ
Windows PC: 1024 x 768 の画面解像度
 
グラフィック
グラフィック ハードウェア アクセラレーションには DirectX 10 対応グラフィックス カードが必要です。
 
オペレーティング システム
Windows 10、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7 Service Pack 1、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、または Windows Server 2008 R2

Office Personal 2019、Office Professional 2019、および Office Professional Academic 2019 (すべて Windows のみ)

コンピューターとプロセッサ
1.6 GHz 以上、2 コア
 
メモリ
4 GB RAM(64 bit)、2 GB RAM (32 bit)
 
ハード ディスク
使用可能ディスク領域 4.0 GB
 
ディスプレイ
画面解像度 1280 x 768
 
グラフィック
グラフィック ハードウェア アクセラレーションには、DirectX 9 以降と、Windows 10 では WDDM 2.0 以降 (Windows 10 Fall Creators Update では WDDM 1.3 以降) が必要です。
 
オペレーティング システム
Windows 10 SAC(企業で使う普通のWindows 10)、Windows Server 2019、または Windows 10 LTSC 2019

Office 2016までは、OSの必要要件と大差ないのですが、Office 2019 から、システム要件が引きあがっています。

WDMM 1.3 以降ということは、Ivy Bridge 以降のマザーボードでなくてはいけないということです。
つまり、2010年以前のPCは Microsoft Office を使った業務の最低スペックを満たしていないのです。
(WDMM 2.0 以降であれば Haswell 以降のPCが必要)

Office 2019 Professional を使うには
・2011年以降の Ivy Bridge 以降を搭載したPC
・64bit なら 4G 32bit なら2Gのメモリが必要
・2コア以上搭載した1.6GHz 以上のCPUが必要

ということになるわけです。

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2件のフィードバック

  1. 名無し より:

    Windows 10 バージョン 1607ではすでに修正されている筈なんだけど、これってWindows7 64Bit版SP1以降に発表された修正パッチを当てないとメモリが開放されないでメモリ不足になる致命的な欠陥ですよ。メモリを大量に幾ら搭載しても、使い続けるだけでメモリが開放されない為にメモリ不足に必ずなるので、セキュリティアップデートでアップデートしないと必ずメモリ不足になります。Windows7の32Bit版にはこのバグは存在しない為に32Bit版を使用していると気づかない。お目にかかれないバグです。参考まで

  2. STRTR より:

    プーチン大統領がWindows XPを使い続けてると聞いて。
    10へアップグレードしろっていうポップアップが出たと思うけど悉く無視したのかな?
    旧PCに10入れるのはそりゃやめてくれって話だが

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