Lyeeのウイルス無力化方法が全く斬新ではなく、技術進歩の役に立たない理由 その3

Lyeeのウイルス無力化方法が全く斬新ではなく、技術進歩の役に立たない理由 その1
Lyeeのウイルス無力化方法が全く斬新ではなく、技術進歩の役に立たない理由 その2

さてさらに続くよ!・ω・

それでは、発明の特許が通った時のニュースを見て見ましょう
世界初!コンピュータウィルスを受け入れて無力化するプログラム開発手法(シナリオ関数プログラム)に関する発明が特許されました。 (特許第5992079号) - ZDNet Japan

9月9日、LYEE株式会社代表取締役社長 / ソフトウェア情報学博士 根来文生は、世界的に問題になっているコンピュータウィルスについて、実行中のプログラムに侵入したウィルスをプログラムが自ら捉えて、自ら無力化する、世界で唯一のプログラム開発手法(「シナリオ関数」プログラム)に関する発明について、この度特許庁審判廷における審理の結果、特許を取得しました。

何のことはない、Lyee理論に基づいたプログラミング開発で適用できるウイルスの無力化技術でした。そりゃ、世界初なのも当たり前ですね!・ω・
Lyee理論に基づいた シナリオ関数化技術 を使えば、バグ・ゼロ、ウイルスの無効化、メンテナンス性の向上等が実現できるとの主張ですが、どんな分野で役に立ったのか調べてみました。

3:『Seki Chart1』作成サービスのトライアル開始について - エムティインターナショナル株式会社

①システム変更に伴うCOBOLコンバージョンの変更前,変更後の検証として活用
コンバージョン作業前のCOBOLの実態確認及びコンバージョンが仕様どうりに実施されたかの確認ができます。

②経年化してプログラム仕様書がないために塩漬けされたCOBOLの実態確認
COBOLプログラム仕様書として必須であるデータフロー図(データ生成過程)+フローチャート(実行処理順序列)が可視化されます。

③大量にあるCOBOLプログラムの断・捨・離用としての活用
経年化した大量のCOBOLプログラムにはファイル名は違いますが,ソースコードの同一,類似が多数あります。

④COBOLプログラムをオープン系言語に書換えを検討
COBOLプログラムのデータ生成に関与する変数(主語&変数主語)を抽出することで容易に変更が可能なります。

⑤データベースをオープン系言語と共有しているCOBOLプログラムはウイルス侵入箇所の特定に活用

外部からのCOBOLプログラムへのウイルス侵入はデータベースの共有が引き金になりやすいです。

なるほど、一言で言うとCOBOLの可視化ツールですね ・ω・

COBOLのプログラムの流れを2Dに可視化して、処理洩れなどが無いか見えるようにする、なので、効率やメンテナンス性が上がるというのは、まぁ、理解できますが、これを汎用言語に適用できるかと言うとかなり無理がありますね (((・ω・)))
だって、元々、COBOLは自然言語(英語)に近い構文を持つので、そういうのには向いているのです

COBOLで実現できるから他の言語でも実現できるかと言うと大間違いなのですが(((・ω・)))

「シナリオ関数の普及を目指している」→ 「COBOL型言語の普及を目指している」
「世界で初めて(シナリオ関数プログラムに基づいた)ウイルスの無効化手法の特許を取った」
→  「世界で初めて COBOL ベースのプログラムのウイルスの無効化手法の特許を取った」

こうすると分かり易いですね ∩・ω・∩

それでは、次の記事で、実際に特許の中身見て見ましょうか。

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1件の返信

  1. 7C より:

    この記事とはまったく関係ありませんが
    12/10にFlash Playerのバージョンが
    32.0.0.101にUpされているのですが・・・・

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