初心者はレジストリを操作してはいけないは時代遅れ。レジストリのTIPSとは?
よく、初心者はレジストリを操作していけないとか、レジストリをいじるのは危険だから初心者は触ってはいけないという話を10年も前から聞きます。
でも、実際はそんなことはなく、初心者でも自分で触って操作すべきだと思います
レジストリの中身は何?
そもそも、レジストリには何が入ってるのでしょうか?
レジストリエディタを起動するとコンピュータの下にツリー構造があると思います。
それぞれの役割は大体以下のようになっています
HKEY_CLASSSES_ROOT
ファイルの関連付けやCOM オブジェクトの登録
HKEY_CURRENT_USER
ログインしているユーザーの個人設定
Software のツリーにアプリごとの設定が入っている
HKEY_LOCAL_MACHINE
そのパソコンの設定の大半が入っている
Software のツリーにアプリごとの設定が入っている
Sysytem のツリーにデバイスドライバやサービスの情報が入っている
SAM のツリーにログイン情報が入っている
HKEY_USERS
HKEY_CURRENT_USER と同じ情報がそのPCの他のユーザーや既定のユーザーの設定について存在している
HKEY_CURRENT_CONFIG
HKEY_LOCAL_MACHINE の一時的な設定。
よく使われるのは赤字の部分でしょうか ・ω・
レジストリの操作で起動できなくなる?
レジストリエディタ、ちょっと触っただけで壊れてしまうものでしょうか?
基本的に以下の操作をしなければ物理的に起動できなくなることはありません
・重要なキーのツリーを削除する
・重要なキーのツリーの名前を勝手に変える
削除や、リネームを しないででたらめな操作で、起動しなくするのは逆に難しいです ・ω・;
じゃあ、なんで脅かすのか?
レジストリの重要なキーを消すのは、基本的に
Windows のC ドライブのルートフォルダで隠しフォルダを削除する操作と変わりません。
しかし、大きな違いは、削除したファイルはゴミ箱から取り出せるが、レジストリエディタの操作はやり直しができないってことなのです。
だから、慎重に捜査すべきではあるけど、初心者が操作してはいけないというものではないのです。
フォルダをエクスプローラーで開くのも レジストリエディタを操作するのもやってることは、基本的に同じことなのです
そして、Windows 7 などになってから、システムのレジストリ自体は勝手に削除・変更できなくなりました。
もはや、あんまりよく分かっていないユーザーが操作しても、PCの起動の支障になる事態が発生することは
ほとんどありえないのです。
にもかかわらず、初心者はレジストリを触るなって言ってる人が居るとしたら…きっと、頭の中が Windows 95 時代のままのなのでしょうね・ω・
間違って重要なレジストリを壊してしまった場合
重要なレジストリを消したりすると起動できなくなってしまいますが、起動する方法が全くないわけではありません。
Windows XP/2000の場合は、 %systemroot%\repair に system software と言ったHKEY_LOCAL_MACHINEレジストリファイル のテンプレートが入っているので、これを %systemroot%\system32\config にコピーすることで起動できるようになります。
Windows 7/Vista などは 復元ポイントを有効にしてあるならば
\System Volume Information\_restore******\RP******\snapshot の中に _REGISTRY_MACHINE_SYSTEM / _REGISTRY_MACHINE_SOFTWARE などの名前で保存されているので、%systemroot%\system32\config にファイル名を変更して保存すれば起動できるようになります。
|。・ω・) 。o ( レジストリ操作をすれば解決できそうだけど、初心者だから触れないのであきらめざる得ないなんて言ってる方、今時いませんよね? )
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