京セラのスマートフォン、電池使いすぎたら充電できなくなった
最近の スマートフォンのバッテリは Li(リチウム)イオンバッテリを使ってるのですが、
リチウムイオンバッテリは、放電しすぎると化学反応により危険な状態になります
リチウムイオンバッテリーなら株式会社ベイサン | 14. 保護回路
リチウムイオン電池セルの電圧が0.6V以下になると、負極の塗布基材である銅箔の銅がイオンとなって電解液中に溶出し、 次の充電の際にはこの銅イオンが銅となって析出します。析出する場所は元の基材ではなく、セル内部のいたるところに析出することとなります。 特に容量低下に影響するのは正極に析出し、正極の機能を落としてしまうことです。 また、銅イオンが電解液中に溶出した状態では、銅よりも鉄のほうがイオンになりやすい(イオン化傾向が大きい)ため、銅が金属として析出し、鉄がイオンとなって電解液中に溶出することがあります。これは鉄缶の鉄が溶け出し、缶に穴が開くことを示しています。すなわち、過放電電池を放置すると、鉄缶の電池に穴が開き、電解液が出てくることがあります。電解液は導電性があり、これがプリント板上に付着した状態で充電すると、充電電流が電解液内を流れ、プリント板が発熱、発煙、発火することもありえます。UL認定されたプリント板であっても、UL認定とはエネルギー源を取り除いたら炎を出さないというものであって、エネルギー源がある限り、燃えます。すなわち、場合によっては火事になります。
このように、セル電圧が0.6Vを下回ると、回復できないセルの劣化が発生します。 放電特性カーブからもわかるように、3V以下では容量がほとんどなく、放電させると急激に電圧が低下します。 特に2.3V以下では放電させると非常に短時間に0.6Vを下回ってしまいます。 このため、セルの電圧を監視し、どれか1本のセルでも、例えば2.3Vに達したときに放電を停止します。 過放電保護状態でも充電はできます。過放電保護状態を解除するためにはセル電圧を2.3V以上にします。 保護用のICの種類によっては、過放電保護状態の解除のためにはセル電圧を3V程度にまで上昇させる必要があるものがあります。 これは、過放電保護状態になるのは、何らかの問題があることが多く、その状態は電圧復帰で自動的に解除するのではなく、 積極的に充電を行って、意図的に解除する必要がある、という設計思想といわれています。 過放電保護動作にも若干のディレーを設けますが、過充電保護のディレーほどは長くしないのが一般的です。 |
ところが、どうも、京セラのスマートフォンは、過放電状態になると、USBの充電側の回路もロックしてしまうらしく、数時間充電しても、回復できませんでした。
一部の機種は、このロックを電池を外すことでリセットすることができるようなのですが、それも不可能でした。
結局どうしたかというと、充電器スタンド側から お店で充電してもらうことで解決しました。
どうしてこうなった?
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