【悲報】最新OSのマルウェア感染率が高くなりMSのレポートから削除された模様
Windows XPをお使いのお客様へ|ソースネクスト総合サイト
Windows XPのウイルス感染率はWindows8のなんと14倍! | 役立つセキュリティ情報を発信 - AVG公式ブログ
皆さんは、いろいろなセキュリティサイトが、 Windows XPの感染率は Windows 8や 8.1の数倍とマイクロソフト セキュリティインテリジェンスレポート の内容をもとに紹介していた記事を覚えてるだろうか?
セキュリティ インテリジェンス レポート | Microsoft セーフティとセキュリティ センター
でも、実は、レポートの元になっていた最新OSはリリースから半年もたっていないもので、感染しているPCが少ないのは当たり前というものでした。
XPの感染リスクはWin8の21倍のソースが例のでっちあげだった件
Windows 8が発売されたばかりの レポート 14や、
Windows 8.1が発売されたばかりの レポート 15ではそこそこ説得力のある内容でしたが、レポート16になってXPも Windows 7や 8とはほとんど変わらない状態になっていました。
2013年後半のXPの感染リスクがVistaや7より低かった件について
そして、レポート 17が出たので、ワクワクしながら開いてみたのですが…
Download Microsoft Security Intelligence Report, Volume 17 from Official Microsoft Download Center
Infection rates by operating system が削除されている!
このレポートの方針から、サポート切れのOS情報は削除されているはずなのですが
2013-3Q 5.6 -> 7.5 (XP 9.5 / Vista 5.3)
2013-4Q 17.8 -> 9.8 (XP 24.2 / Vista 32.4)
なので、2013-3Qが増えてるのは変ですよね・ω・;
何らかの集計ミスがあったんでしょうか?
2014-1Q 10.8
2014-2Q 7.2
思うに、 Windows 8.1の蜜月期間が過ぎて、 2014-1Qで、 Windows 8.x の感染割合が高くなって Win7と変わらなくなってしまったので、OS別の感染レートは除去したのではないかと思われます。
その根拠となるのがこの表なのですが、 Windows 7も、Windows 8とほとんどリスクになってるマルウェアの種類が大きく変わらないことが分かります。
ちなみに、Obfuscator は Java の脆弱性、JenxcusはVBScriptで書かれたフリーソフトなどにバンドルされたマルウェア、Axpergle はサイトが改ざんされて JavaScript として埋め込まれていたタイプのExploit、Gamarue はEmailや圧縮ファイルなどに仕込まれてる古典的なトロイの木馬 ですね。
まぁ、ほとんど、使ってるユーザーが判断した上で入れてるのが原因なので、あんまりOSが関係ないのが実情なので、OSの種類別で分けることに意味はなくなったのかもしれませんね ・ω・
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