簡単な ドライバインストーラー DPINST.EXE の使い方
Microsoft は Vista リリース時に デバイスドライバのインストーラーの開発キットを公開しました。
その一つが、 DPINST なのですが、結構簡単にデバイスドライバのインストーラーが作成できるので紹介しましょう。
サンプルがWINDDKの src\setup\DPInst に
再配布可能な実行ファイルが redist\DIFx\dpinst\MultiLin に入っています。
サンプルのあるフォルダに ドライバの infファイルと dpinst.exe をコピーしてやればインストーラーのテストをすることが可能です。
inf ファイルが 32/64bit 両対応であっても、64bit版デバイスドライバのインストールを行う場合は、amd64 フォルダの dpinst.exe を利用する必要がありますので、 dpinst64.exe とでもリネームして使うといいかもしれません。
インストーラーの設定は dpinst.xmlをいじる必要があります。日本語で利用する場合は、いったん UTF-8で保存しなおしてください。
<?xml version="1.0"?> <dpInst> <language code="0x0411"> <dpinstTitle>もふもふドライバーインストーラー</dpinstTitle> <welcomeTitle>もふもふ ドライバのインストール</welcomeTitle> <welcomeIntro>このウィザードはPCに もふもふ のハードウェアドライバをインストールします。</welcomeIntro> <!-- エンドユーザーライセンス使わない場合は削除する <eulaHeaderTitle>エンドユーザーライセンス同意書</eulaHeaderTitle> <installHeaderTitle>PCにデバイスドライバーをインストールしています…</installHeaderTitle> <finishTitle>もふもふドライバのインストールを完了しました。</finishTitle> <language code="0x0409"> <finishTitle>MofMof driver installed</finishTitle> </language> <icon>MOFMOF.ico</icon> |
対応OSの言語ごとに language code を設定しないといけないのがちょっと面倒ですね
watermarkPath にあるBMPファイルがインストール時に左側に表示されるので差し替えます。
Setting DPInst Configuration Flags (Windows Drivers)
詳しい設定
ちなみに、Windows 2000 対応にするためには、6001.18002 以前のバージョンの WINDDKを使わないといけません。 もし、7600.16385.1 などの新しいバージョンの DPINST.EXE を使ってるせいでインストールできないならば、古いバージョンに置き換えてやると行けます ・ω・!(ただし、INFのセクションも Windows 2000対応じゃないとダメですが)
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