マスクをすると二酸化炭素が30倍の根拠を調べてみたところ…
マスクをしても吸入酸素濃度が下がることは無いと言ってた馬鹿は反省してください
『マスクの内側は酸素は13%減り二酸化炭素は30倍に増える』
『マスク内にたまった二酸化炭素を吸い続けると頭痛や手中力の低下につながる』
東女医大脳外科客員教授清水俊彦マスクには顔を隠す効果しかありません pic.twitter.com/91sRLIw6zF
— Anedan (@mayatine) April 13, 2023
本人はいたってまじめに言ってるんだと思うんですが、
この屁理屈について議論してみよう ・ω・
まず、とある研究とやらを探してみる。
その頭痛、マスクのせい?マスク内はCO2が30倍、酸素は1割減…増える“マスク頭痛”に対策は【福井発】|FNNプライムオンライン
出典が書いてあった。
COVID 19 and mask in sports
該当論文がこちら。
マスク無しの外気が、20.9%
マスク着用中のマスク内の酸素が 18.3±0.24%らしい。
つまり、87.56% になって約 12.44%酸素が減少するという主張らしい。
ちなみに、一般的な医療マスクの内部容量は、日本産業規格 JIS T 8151-3で7-8mlとされています。
成人の一回の呼吸は約500mlなので、
実際に吸い込む空気の濃度は
(7.5x0.18+492.5x0.209)/500 = 20.861% となり、約0.2% 酸素が減少する
(7.5x14162+ 492.5x464)/500 = 669.47 つまり、約 1.44 倍程度 にしかならない。
治験者が6-8METS の比較的激しい運動をマスク着用で行った場合 ヘモグロビン飽和度が 5.5%減少し、二酸化炭素飽和度が2%上昇したので、激しい運動をする場合はマスクを外した方が良いというのがこの論文の結論である。
ちなみに、6-8METSというのは、エアロビクスや登山といった運動に相当するので、多少呼吸が乱れるレベルですね・ω・
マスクの呼吸機能に対する影響について | 医療法人社団福和会 福和クリニック
ちなみに、激しい運動をした時に、マスクで酸欠になる理由は、マスク内の二酸化炭素が原因ではなく、呼気・吸気抵抗が2割上昇するため、横隔膜が鍛えられていないと、その結果として換気量が37%低下するため、運動時には支障が出るというのが真相のようだ。
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