Chrome が Chrome_elf.dll をバージョンのサブディレクトリからアクセスできる仕組み

google chrome をインストールできません - Google Chrome ヘルプ

    QQlme.exe – システムエラー
    Chrome_elf.dllが見つからないため、コードの実行を続行できません。プログラムを
    再インストールすると、この問題が解決する可能性があるかもしれません。

というエラーからいうと

多分ちゅうごくのQQっていうSkypeみたいなアプリがあるのでソレのコトかなぁとおもうのですが

ChromeのDLLをつかってたけど「消されちゃったからみつからないよ」って QQlme.exeがだしてます

エラー元はChromeじゃないですね

【不要ファイル】CCleaner 箒18本目【レジストリ】 [無断転載禁止]c2ch.net

たぶんこれ入れて掃除した後なんだけどchrome_elf.dllが無いとか言われて起動しなくなった

割とよくあるトラブルですが、 Windows XP 以降のOSであれば比較的新しい Chrome に含まれている バージョンフォルダの内部にあるChrome_elf.dll にアクセスが可能です。

しかし、Windows 2000ではアクセスできないため、コピーしたり小細工が必要です

これ、実は、マニフェストに秘密があります。

それではここで、yandex ブラウザの最新版のマニフェストを見てみましょう
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
  <assembly xmlns="urn:schemas-microsoft-com:asm.v1" manifestVersion="1.0">
    <dependency>
      <dependentAssembly>
        <assemblyIdentity type="win32" name="Microsoft.Windows.Common-Controls" version="6.0.0.0" processorArchitecture="*" publicKeyToken="6595b64144ccf1df" language="*"></assemblyIdentity>
      </dependentAssembly>
    </dependency>
  <dependency>
    <dependentAssembly>
      <assemblyIdentity type="win32" name="19.9.3.314" version="19.9.3.314" language="*"></assemblyIdentity>
    </dependentAssembly>
  </dependency>
  <trustInfo xmlns="urn:schemas-microsoft-com:asm.v3">
    <security>
      <requestedPrivileges>
        <requestedExecutionLevel level="asInvoker" uiAccess="false"></requestedExecutionLevel>
      </requestedPrivileges>
    </security>
  </trustInfo>
  <compatibility xmlns="urn:schemas-microsoft-com:compatibility.v1">
    <application>
      <supportedOS Id="{e2011457-1546-43c5-a5fe-008deee3d3f0}"></supportedOS>
      <supportedOS Id="{35138b9a-5d96-4fbd-8e2d-a2440225f93a}"></supportedOS>
      <supportedOS Id="{4a2f28e3-53b9-4441-ba9c-d69d4a4a6e38}"></supportedOS>
      <supportedOS Id="{1f676c76-80e1-4239-95bb-83d0f6d0da78}"></supportedOS>
      <supportedOS Id="{8e0f7a12-bfb3-4fe8-b9a5-48fd50a15a9a}"></supportedOS>
    </application>
  </compatibility>
</assembly>

問題の箇所は 赤字の部分実は、ここでサブフォルダ 19.9.3.314へのアクセスが定義されています。

レジストリなどによってWinSxSの指定をしないとアクセスできない Windows 2000では起動できないわけです。

また、Windows Side By Sideが無効にされるとXP以降のOSでもアクセスできなくなりますがメモリ不足やカーネル・レジストリの破損などでマニフェストが読み出せなくなったりするとこういう現象が発生します

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