HBO maxの配信予定のドラマ版ハリーポッタのスネイプ先生のキャスティングの物議の背景を調べてみたよ

ドラマ版「ハリー・ポッター」、キャスト6名が正式発表 | Vogue Japan
ドラマ版ハリーポッタの配役が正式発表されたのだけど、スネイプ先生の配役にちょっと物議があるようだ。

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英語の公式設定を見ると「Professor Snape is a thin, pale man with sallow, oily skin, greasy black hair that is shoulder-length and hangs in curtains around his face, black eyes that are most often cold and sometimes glittery, uneven yellowish teeth, and a very large hooked nose.」 翻訳すると『スネイプ先生は痩せて青白い肌、黄ばんだ脂ぎった肌、肩までの長さの脂ぎった黒髪が顔の周りにカーテンのように垂れ下がり、黒い目はたいてい冷たく、時々キラキラと輝き、歯は不揃いで黄色っぽく、非常に大きな鉤鼻をしている。』とあるんだけど、今回採用が決まった、パーパ・エッシードゥ(Paapa Essiedu)氏は、ガーナ出身の両親をもつイギリスの俳優で、とてもじゃないけど、原作に書かれている風貌とはかけ離れてるのではないか・・・というのが、SNSで物議を醸している原因というわけだ。

How Involved Is JK Rowling's In HBO's Harry Potter TV Series?
「原作者はこんな配役を許したのか?」というのは、もっともな質問なのだけど、そもそも、去年から、原作者のJKローリングは上級プロデューサーとして参加していて、ドラマに非常に強い影響力を持っていたとされている。つまり、この配役は原作者の意向ということになる。

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『ハリー・ポッター』作中での人種差別 | Pieces of Asia
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原作者は、どうも、LGBTQを取り上げることだけで満足してしまい、ストーリーとの整合性は考えてないきらいがあるようだ。
例えば、ダンブルドアがゲイ という後付けの設定を発表したのも、LGBTQの考え方が、広まりつつあった時だった。

要するに、スネイプ先生にパーパ・エッシドゥ氏が採用されることによって、ハリー・ポッタの父親が、少年時代にスネイプ先生に集団リンチをしていたことが、黒人差別問題として、作品を通じて拡散される責任なんか、考えていないと思う。
単に、主要キャストに採用したことで、黒人の地位が向上とでも単純に考えてるんじゃないかと思ってしまった (・ω・)
要するに、「キャストに黒人を選べば、社会的にいいことをした」と思ってるかもしれないけど、ストーリー的な構造視点が抜けているし、最初から多様な人種や文化的背景を持ったキャラクターをしっかり描写してなかったので、後付けだよね。ってことで批判が高まってるのだと思う。

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