2015年から、収入を得るためにブラウズ履歴などを使用すると明言してた AVG さん Firefox Add-on からポリシーに違反として削除されてしまう

Mozilla、AvastやAVGの提供するFirefox拡張機能がユーザー情報を収集・送信しているとしてアドオンサイトから削除

Mozillaが、Avastやその子会社であるAVGが提供していた4つのFirefox拡張機能を公式アドオンサイトから削除した。ポリシーに違反してユーザー情報を収集・送信していたためだという(ZDNet、窓の杜、Slashdot)。削除された拡張機能は次の4つ。

Avast Online Security
AVG Online Security
Avast SafePrice
AVG SafePrice

前者2つは既知の悪意のあるサイトまたは疑わしいサイトに移動したときに警告を表示するというもので、後者2つは価格比較、取引、利用可能なクーポンを表示するオンラインショップ向けの拡張機能だとしている。問題を指摘したウラジミール・パラント氏によると、これらの拡張はWebサイト閲覧履歴やユーザーを識別するID、システム情報などをAvastのサーバーへ送信しているという。

というニュースになっていて、AVGがやらかした感満載ですが、実際のところ、これは既知の問題です

AVGの正直な新プライバシーポリシー、収入を得るためにブラウズ履歴などを使用すると明言 | スラド セキュリティ

AVG Technologiesが14日、新しいプライバシーポリシーを発表した。新しいプライバシーポリシーでは、AVG製品やWebサイトが収集したデータのうち個人を特定しないものに限り、収入を得るために使用することを明記している

新しいプライバシーポリシーの「Why do you collect my data?」の項には個人を特定しないデータの使用目的として「to make money from our free offerings so that we can continue to offer them for free」と記載されており、無料のAVG製品から収入を得ることで継続的な無料提供を可能にするためということのようだ。

使用するデータは広告IDやWebブラウズ/検索履歴、プロバイダーやモバイルネットワークの情報、インストールされたアプリケーションと利用状況となっている。ブラウズ/検索履歴に個人を特定可能なデータが含まれるとAVGが判断した場合、その部分は個人情報として扱い、匿名化するとのこと。また、個別には個人情報として扱われる情報でも、集計/匿名化したものについては個人を識別可能な情報とはみなさないとしている。たとえば、ユーザーの位置情報を集計して特定の国で何名が使用しているかといった情報がこれに該当する。

AVG-Privacy-Policy[AVGは なぜユーザーのデータを収集するのですか?]

個人情報保護機能を目玉にしていたAVG、個人情報販売始めます

TrendMicro の場合はユーザーの同意なしでしたが、Avatst! や 買収されたAVG が自社判断で個人情報を利用して自社の利益にするという話は既知の話なのでした・ω・
以前、当ブログでも取り上げたことがあります。

取り上げた記事を見ても、何も知らなかったようなことを書いていますが、何をいまさら言っているんだとしか思わないわけです

まぁ、とうとう、ポリシー違反にされてしまったという点では面白いニュースですね( ˘ω˘ )

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