なぜ、Windows 2000 Display Driver Model の事を XDDM と言うか

「Windows To Go」は終了へ ~「May 2019 Update」で削除・置き換え予定の機能が発表 - 窓の杜

Windows 10 1903(May 2019)の更新プログラム で 「“XDDM(Windows 2000 Display Driver Model)”はシングルタスク前提の古いディスプレイドライバーモデルで、Windows Vista以降ではマルチスレッド対応と安定性の向上を図った“WDDM(Windows Display Driver Model)”が主流となり、Windows 8以降は“WDDM”のみを利用するようになっている。」 との記述があり、レガシードライバ互換機能が削除されると言うアナウンスが発表されました。

しかし、 XDDM なのに、なぜ Windows 2000 Display Driver Model と呼ばれているのか…変だと思ったことはありませんか?

実は、 XDDM と言う言葉が出てきたのは Windows Vista のβ版リリースされてからなのです。

当初Vista版のグラフィックドライバは、LDDM (Longhorn display driver model) などと呼ばれており、それと区別するために、XDDM と言う言葉が生まれました。
しかし、Vista のRTM版に搭載されたディスプレイドライバモデルは レガシーのXDDMでした。

WDDM white paper

Windows Display Driver Model (WDDM). Vista’s new graphics driver model offers a number of significant improvements over the previous driver model that existed under Windows XP (called the XP Driver Model or just XPDM).

AMD のホワイトペーパーには XPDMなどと記載されているケースもあるようですが、 XDDM は XP Display Driver Model の略だったのです。

もちろん、XDDMは Windows 2000 のディスプレイドライバ互換なので、XP Display Driver Model だと、Windows 2000 は対応していないように見えてしまいます。

そこで、XDDM の事を Windows 2000 Display Driver Model  と呼ぶようになったようです( ˘ω˘) 凄い適当ですね(笑)

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