トレンドマイクロ、iOS12の接続不良の元凶だった目玉機能を削除してiOS版ウイルスバスターのダウンロード再開
トレンドマイクロ、一部のiOSアプリ配信再開 - ITmedia NEWS
「ウイルスバスター」iOS版がApp Storeで再開、一部機能を変更 - BCN+R
Apple に公開停止措置を受けていたトレンドマイクロの製品が17日には
「パスワードマネージャー」「ウイルスバスター for Home Network」「フリーWi-Fiプロテクション」の公開が解禁
19日には、ウイルスバスター モバイル も、ダウンロードが再開されました
トレンドマイクロは 「コンテンツシールド機能」「保護者による使用制限」が利用できなくなったとしていますが、
これは、インターネットの接続を別経路で張り直して(VPN) トレンドマイクロのサーバーを経由して、その内容をチェックしてから、問題なければそのまま、スマートフォンに送信する機能です。
ウイルスバスターをインストールしていたiPhone / iPad の端末が、iOS 12のアップデートで、ネットワークが大量に接続できなくなった事を受けて大混乱になったのは記憶に新しいでしょう。
|。・ω・) 。o ( これ、ウイルスバスターモバイルの目玉機能なんだぜ… )
ウイルスバスター モバイル動作環境 - トレンドマイクロ
【iPhone】iOS12でWi-FiやVPNが繋がらない、VPNが点滅する不具合が報告 | 楽しくiPhoneライフ!SBAPP
iOS 12 になって 32bit 版のiOS が使用できなくなることや、動作確認が取れていないことについて、周知を怠ったため、通信障害が起こった時に、 Apple の iOS の品質が疑われて酷い状態でしたよね・ω・
実は、このコンテンツシールド、VPNを使用するとだけ書かれていて、あまりIT関連の知識のない人にはさっぱりわからないと思います
トレンドマイクロのサイトでは以下の様に説明が書いていただけです
▽「コンテンツシールド」機能は、端末のローカルVPNを使用します。iOSの仕様上、本機能の利用中は、端末の通知領域に「VPN」のアイコンが表示されます。
▽ 本機能を利用することで、Safariやアプリ内のブラウザ上で「Web脅威対策」や「広告とトラッキングのブロック」、「保護者による使用制限」をご利用いただくことができます。 ▽ ローカルVPNは、端末の通信データを監視しています。ゲームなど、ブラウザ以外の通信を行うアプリが、WebKit を使う通信の場合には、通信をブロックする可能性があります。 |
実際の通信経路はこうなります
[iOS] - [WiFi AP] - [Amazon Cloud 上の TrendMicro サーバー] - [アクセス先]
要するに、通信内容が、トレンドマイクロが立てたサーバーに全部傍受されてる可能性がある訳です
例えば、 54.178.190.*** (ap-northeast-1.compute.amazonaws.com) なんかが使われています
勝手にブラウザ情報や個人情報を収集していた企業のアプリに VPN 機能を使わせるリスクって言うのはそういうことです ・ω・
だから、機能が承認されなかったのです。
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