メディア分析ラボ Vol.12 世界一のクリスマスツリー について やまもといちろう さんが語る(後編)

メディア分析ラボ Vol.12 世界一のクリスマスツリー について やまもといちろう さんが語る(前編)
メディア分析ラボ Vol.12 世界一のクリスマスツリー について やまもといちろう さんが語る(中編)

の続編です。


「木が可愛そう」「鎮魂ビジネス」について

やまもといちろうさん

・かわいそうっていうのは一つあるんですが、我々からすると、こういったイベントをやるのは筋が悪いというか、なるべくこういう舞台裏っていうのは見せないようにするもんなんです。
・騙すわけじゃないんですけど、ちゃんと仕掛けを作ってイベントをやってハッピーにするためには、舞台裏を見せないのが一番なんです。
西畠さんが過去に問題を起こしたイベントにしても、スペシャルサンクスにするとか、後援にするとか方法はあったんです。
・実際はばれちゃったというか、言いたくなっちゃう人なので…。
・Web上で発表したときに、写真からして怪しかったしYoutubeで動画を流したところ「あそこじゃん」と言うことになって、樹齢150年に突っ込まれたり、世界最大の木なんていくらでもあるじゃんと言う話になって。大したイベントじゃないじゃないかというケチがついた。
・普通は、寄付して下さいましたとか、ケチの付け辛い何かを用意するんですけど、見事に全部ケチがつくようになっちゃって筋が悪いなぁと。
・さらにそれを担いだのが糸井重里さんで、ちょっと考えたら筋の悪いネタでしょ?と、なぜほぼ日が取り上げたんですかって感じで誘爆した。
・炎上が長引いて糸井重里さんを好きじゃない人とかこういった問題を知ることになって、これはけしからんと、で神戸市の方が陳情ブログ書いたり、やめろって Change Org で騒ぎになったり、でも止められないんですよね。
・イベントは止まらないのにああいう風に騒がれると…と言う話なんですよ。

CHANGE ORGは意味ない、無駄と言うお話。
止めさせるのが目的じゃなくて、イベントの可笑しい内容を周知するのが目的だったんですけど、
なんか、分かってないような感じ・ω・

中沢 明子さん

(鎮魂については、今も議論されているんでしょうか?)
・もちろん。でも、明日は17日と言うことで、明日を区切りにこのタグ閉じましょうか?と言う話が出てるみたいで、あの鎮魂については、鎮魂ビジネスにするなっていう人が凄いいらっしゃって、お気持ちは凄く分かるんですが
・ただ、西畠さんは兵庫県の方ですし、ハウステンボスで最初に話が出てたんだってことも言ってましたが、そんなにおかしな話ではないと

猫の木さんのツイッターの内容かな ・ω・
相変わらず、なんかずれてる中沢さん

やまもといちろうさん

これ、話として合ったのは事実で、そういうイベントをやりたいって言うのはいいと思うんです。それを、ボランティアだとしゃべりやがってってのはね。金ないとこういうイベント回らないですよねってのは、大多数の賛同者が得られると思うんですよ。

中沢 明子さん

・不思議なのは、ボランティアで借金してまでやるんだってのを反論の中で非常にフォーカスしておっしゃってましたよね。
・別にビジネスにすればよかったと思うんですよね。それで、儲けて今回のストーリーに合わせた話が本心だとすればそれを使えばいいと思うし、それを借金してまでやっていますって主張してまで遣るのが意味わからなかった。

やまもといちろうさん

・ある意味彼自身の美学の中にあったんじゃないかと解釈しています
(中沢「これでもうけるんじゃないと…」)
・そう、言いたいんです。実際どうかは別ですけど、「俺が儲けるためにやったとは思ってくれるな」という自分のブランドイメージがある方なんだなって思います。
(中沢「儲けることが凄い悪いみたいなのってどうなんですかね…」)
自治体がやってるこういうイベントでね。彼が神戸の生まれであることを考えれば、どういう性質なのかと言うのを考えると、それで一旗揚げてやるぞくらいに考えていると思われると俺は心外だぞと言いたいのは分かるんです。実際どうだかわかりませんが。
色々担いでしまったので、すみませんと言いづらい。ここで彼が一番すべきだったことは、黙る事だったと。
(中沢「黙ってたらまた怒られるのでは?」)
・いや、黙っておけばいいんです。
(中沢「さすが(笑)」)
・基本的に騙しておけば勝手に収まっていくので…燃料を投下するから悪いんです。
・で、糸井さんに関しても同じで次々と言及するので次々と言葉尻をとられて、次々とクソリプが来るんです。
・いつまでもいつまでも、自分のやってきたことを否定されたりとか、人間性を否定されたりとか、まぁWebでありがちなことになっていくわけです。でも、それに反応したら何倍もになって返ってくることをなかなか理解しなかったのかなぁと。
・まぁ、悪い意味でも、いい意味でもですが、ある意味うぶだったと思うんです。
・あまり炎上に慣れてないんです。二人とも。
・言いたいことがある、俺たち誤解されてるらしいということにちょっとアクシデント、悪い所が出てしまったと
・こういった時の物はそうなんですけど、はぁちゅうの炎上でやらかした側のクリエイトの方が、「一部事実ですすみません」って謝って一切出てこなくなったんです。そうすると、この問題、全部はぁちゅうのものになるんです。で、こういったのは、本人が意図したかは別にして外に出てしゃべる事=燃料が追加され続けることになるんです。
(中沢「佐野さんのときもそうでしたね。本人黙りましたもの」)
ええ、黙っとくんです。そうすると、だいたいねたがなくなるんです。解散になるんですけど、彼の場合は言い続けたので、なかなかこうみんなが拳を振り上げると、上からいろんなものが降ってくるのでそれは火柱になる訳ですよ。
・それはやっぱりやり方として丁寧じゃなかったと
(中沢「でも、西畠さんにしたら、丁寧に対応やりとりしたはずなのにってあると思うんですが。そこが不幸な点ですよね」)
・もし、発言するなら決め事だけ言うんですよ。
・僕はこういうつもりでやってるんですってことだけいう。皆さんは色々お考えかもしれませんが、僕は、こういうつもりでやってるんですってことを言い続ければ、例えば、神戸の人の為にやってるんです、僕がご神木(世界一の間違い?)と信じたものを実現したいためにやっているんですと言い続ければ、そうなの?っていってくれる人がちょっとずつ増えて行って、本当かどうかは別にしても、一定の収束はあって、賛否両論になったと思うんです。

(中沢「ご神木に何事ぞと言う人があまりにも多かったと。これは不幸ですよね」)
・雰囲気的にね、森林組合の話を出したので、森林組合に取材がいっぱい行っちゃったらしいんですよね、具体例出さなきゃいいのに。

儲けることを非難されてると思って、それに反論がある様子の中沢さん。
なんか、疚しい事でもあるんだろうか…。
論点全然そこじゃないんですけど、それにこだわりすぎて、話が見えてないような感じ

中沢 明子さん

・今回炎上で、一番上手に企業としての立場を踏まえてうまくやったのがフェリシモかなって思うんですけど。黙った訳じゃないんですけど。

・フェリシモは使い終わった枝を、どうしてこんなデザインにしたのかなと言う疑問はありますけど、3800円でつぐみでしたっけ?バングルにするという、
オーナメントの権利を500円で売るという二つのなんというか応援をやりかけていたんですが、あまりにも炎上するので11月30日に、フェリシモがオーナ
メントは取りやめないけど、バングルはとりやめると、どの件に関してのフェリシモの見解というのを公式に発表してその中で、決して西畠さんのことを下して
いる訳ではなく、自分たちは思いは西畠さんと今でも一緒だと、でもご批判があったのでこれに関してはひっこめますと。
・やっぱり、フェリシモ不買運動とかいいはじめる人たちがいたので企業としては何らかの手を取らざる得なかった、その中で西畠さんにも誠実であるし、消費者にも誠実だしで。
ただ、謝るだけじゃないという立場と見解を示したことでうまかったなと思いました。
(やまもとさん「もっかい燃えてくれたからたすかりましたよね」)
ああいうのは、西畠さんはテレビにまで担ぎ上げられて、これから何するんだろうと、二連星が燃えたので、周りの会社さんが注目されなかったよね。あるいみ、うまいというより、そうせざる得ない中で、最善の解を自分たちで出したと。だから、過去神木って、地雷臭しかしないですよね。よくそこに載ったなぁって)
・ご神木とクリスマスツリーってピンとこないんですけど。
(やまもとさん「いや、ご神木ではないんですけどね」)
・そうそう、厳密にはねご神木だと、みんなが思い込んでいたので
(やまもとさん「樹齢何百年で注連縄まで入っているという画像が出てて」)
・切る前に注連縄をしただけであって、元々ご神木ではなくて、切るから注連縄をしたと話が合って、変な風にネットでありがちな拡散していったんですよね。

途中で、間違った神木の話が出てますが、途中で修正された模様 ・ω・
それにしても、なんか、うわべの話が多いなぁ…。
中沢さん、フェリシモを絶賛してるけど、企業として、問題の本質は理解できてないみたいだって話も出てますよね ・ω・

やまもといちろうさん

・どうなってるのかなって。最初に出た切り出しの動画から、特定まで早かったですよね。40分位で特定されましたから
(中沢さん「ネット住民をなめるなって感じですよね」)
・グーグルアースでここですみたいな感じで、ピンポイントで。
・そ
ういった意味で言うと、今回のお話で教訓っていくつか見えてくるんですけど、もちろんWeb炎上と言う教訓よりは、メディアを使ったこういうイベントの仕
掛けの時になにをすべきかっていう。
・いろんなものがきれいに地雷踏まれて全部燃え上って、西畠さんが燃え上がった気がするんですけど。
・一番最初でいうと、
イベントで宗教的儀式なのか、もしくは鎮魂なのか色々なテーマがあると思うんですよ。テーマに見合った素材を必要なだけ出すっていうのが大事ですが。すべて出す必要は全くないし。あれが俺のプロジェクトだって言いたくても、それをぐっと我慢して、テーマに沿ってエンターテイナーとしたっていると、色んなものがまぶせてよかった。その手間を惜しんだというか、非常に課題っていうか。
・もったいないし、手の内や舞台裏を見せなくても、幸せなイベントを成功させられるんだっていうことは、どこかでちゃんと反省していった方がいいかなと。
・やっぱり腐臭がするなと、臭うなと。
・ウォッチしている人が居る中で、ウォッチしている人をかいくぐるのはそれなりのテクニックが居る。
・ウォッチをかいくぐる仕組みっていうのは、自分の露出がや裏書を見えないようにして、当日を迎えるっていうのが大事なんです。
(中沢さん「いい話ですね」)
・いい話ですよ。
・糸井さんも西畠さんもこういう風でなければ燃える必要はなかったし、燃えなかったと思うんです。
・で、一番最初にこれなんか変だぞって話が、切り刻まれるとか、感情を逆なでするような話が沢山出てきた。
・それを、感情を害した人がみんなして突撃しに行って、本人は結構冷笑系と言ったりして相手を揶揄するしそれはやっぱり、燃えざる得ないです。
・様は途中から鎮魂プロジェクトに対する問題ではなく、糸井重里の問題になったり、西畠さん本人の問題にすり替わって行って、燃料が投下されていって、ロングランフィーバーです。ロングランの炎上ですよ。

西畠さんの話題については、しきりに「このイベントの真相がどうだったかは分かりませんが」って言葉が入るのがちょっと謎ですが、なんか、やまもといちろうさんのネット炎上回避テクニック教室みたいになってきましたね。

|。・ω・) 。o (後編で終わりだと思った?残念!次回、完結編でした! )

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