ツイッターで紹介してもらったのが、ガチのニセ科学商法のサイトだった件 その2

ツイッターで紹介してもらったのが、ガチのニセ科学商法のサイトだった件 その1

それでは、実際にいくつかのトピックについてツッコミを入れてみることにしましょう・ω・



マンモグラフィー検査の危険!

1955年度は人口9116万人に対し、医療費2390億円で、この56年間で、人口1.41倍増加に対し、医療費は158倍の増加となっています。

未病を含め、3人に1人が何らかしらの病気であるとも言われています。

信じ難い事ですが、これは日本の偏った医療は病気を治す事は出来ないという証拠であり、医療マフィアとよばれる製薬会社・医師会・厚労省・その他関係企業や団体による、金儲けなのです。

これ、日本医療では病気を治すことができない、じゃなくて、病院や、医師の数が全然高齢化に追いついていなくて、十分な治療が受けられていないが正しいですね。

医療を否定することによって、サプリやニセ科学のカルト商品で儲けるという思惑が丸見えです・ω・

2009年、米政府の予防医療作業部会は、乳がんの早期発見に有効な乳房エックス線撮影検査(マンモグラフィー)に関して、40代の定期検診は勧めないとの勧告を発表しました。誤判定や過剰診断などを理由に挙げています。

これはマンモグラフィー検査の効果を否定したのと同じです

これ、そもそも、なんで、40代に限定して勧めない事にしたのか、記事書いた人が理解できてません

乳がんのリスクは、年齢とともに上昇します。一方、一定数の、誤診断やマンモグラフィの放射線の副作用が若い程大きいため、検査時の疼痛・不安と言う背景があります。

そもそも、「推奨B:推奨利益は中程度」から「推奨C:推奨しない、実施には個々人に対し考慮が必要」に引き下げただけです。この推奨グレードとは何かを調べてみると…。

推奨グレードの定義 | 海外がん医療情報リファレンス

推奨A:USPSTFはこの医療サービスを推奨している。高い確実性で十分な純利益がある。
推奨B:USPSTFはこの医療サービスを推奨する。高い確実性で適度な純利益があるか、適度な確実性で適度または十分な純利益がある。
推奨C:USPSTFでは、専門家の判断と個人の選択に基づいて、個別にこの医療サービスを提案ないしは提供することを推奨する。純利益が小さいことの確実性が、少なくとも適度にある
推奨D:USPSTFはこの医療サービス提供を推奨しない。適度または高い確実性でこの医療サービスには純利益がないか、不利益が利益より大きい

推奨Dが更にあって、利益より不利益が多いというグレードが存在しました。
つまり、推奨Cは、人によっては推奨するけど、利益が少ないというレベルです。
それをあたかも、推奨Dである『否定し推奨しないと判断した』と同義と間違った認識を与えた上、本来年齢的に50才以上であれば有用であるという点まで否定してるのです。

閉経前の女性の乳房が放射線感受性が非常に強いことは、30年も前から強調されてきたことで、1ラドの放射線被爆は、乳がんリスクを1パーセント高める。したがって10年間これをやると、発ガンリスクは10パーセント高まるのだ。これは40歳から50歳の女性についてあてはまります。

とか主張してるので、論文見て見た

医療法人社団協友会 彩の国東大宮メディカルセンター / マンモグラフィー [ 放射線科 ]
ちなみに、マンモグラフィーの放射線被ばく量は1mGy~3mGy なのですが、いつの間にか 値がすり替わっています。実際は、10年間毎年受け続けると、1~3%上昇。アメリカでは40代は2年間に1回受信すべきだとしているので、実際は、10年間、で0.5~1.5%のリスク上昇です
(10mGy = 1ラド)
注意するのは、リスクの上昇なので、もともと何もしなくてもがんのリスクが5%あったとすると 5.05%になる話です。

放射線被曝は乳癌の発生リスクを高めるか

結論1
30歳代以前の被爆により,後に乳癌が発生するリスクは増加する。一方,40歳代以降の被爆の場合,乳癌発生リスクの増加は認められていない。

結論2
乳癌発生の過剰リスクは被爆時年齢20歳以下の女性において最も高く20歳以下で被爆した女性の場合,1Sv当たりの過剰相対リスク (ERR at 1Sv) は35歳以上では2倍であるのに対し,35歳以下では13倍であった。一方,これまでの報告と異なり,被爆時年齢40歳以上の女性においてもリスクが増加する可能性が示唆された。

これ見て分かるのは、
・35歳未満の被ばくによるリスクと、35才以上の被ばくのリスクは比べ物にならない
・40歳以降にもリスクが増加する可能性があるが、ごく小さい。

言ってる事が全然違いますね?

まとめると

幸食研究所の主張    実際
アメリカでは全年齢のマンモグラフィーが危険だと判断された アメリカではマンモグラフィーは40歳以上の場合、メリットが少ないので、個別に推奨するレベルに変更した。
50歳以上は今まで通り、メリットが大きい
ので推奨する
40代が 10年間毎年検診すると
発がんリスクが10%上昇する
40代は隔年で検診を受けるべきで、10年間受け続けると
発がんリスクが 0.5 ~ 1.5% 上昇する
閉経前ならば、30代も40代も50代も同じ発がんリスクがある。

35未満は発がんリスクが高い。
40歳以上でもリスクがあるが、年齢が上がると下がる。

まぁ、『よくここまで事実を捻じ曲げて書くことができましたね』と関心するレベルです・ω・

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10件のフィードバック

  1. kitamuramasa より:

    ラド なんて単位、久しぶりに見ますたw

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  3. . より:

    こういう会社って逮捕されないんですかね

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  5. delta より:

    1年でMRI4回、レントゲン6回、CT1回、エコー1回、筋電図1回受けた私はガンで死ぬのだろうか?

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  7. yoka より:

    世の中に人間が考えうる正しいことがあると思うのが間違い
    人の主張はその人から見た世界に基づいている個人的見解と思えば腹も立たない

  8. yoka より:

    世の中に人間が考えうる正しいことがあると思うのが間違い
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  9. 腹の毛 より:

    それ自体に腹は立たないが、そのような情報によって社会が不利益を被るのには腹が立っちゃうビンビンに

  10. 腹の毛 より:

    それ自体に腹は立たないが、そのような情報によって社会が不利益を被るのには腹が立っちゃうビンビンに

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