拡張カーネル v2.2b と 拡張コア v11aについて

Windows 2000 Kernel32 改造計画【BM】

拡張カーネル v2.2リリースしたのですが、いろいろ不具合が出ていて、修正に時間がかかりました。
少し落ち着いたバージョンが完成したのでアナウンスしたいと思います。

まず、拡張コア v11a

・Windows Server 2003 相当の TickCount 64 を取り出せるようにカーネルを修正しました。
詳細： Windows 2000/XP/2003/Vista のTickCount の違いを解析

・ndis.sys を同梱

NdisDeregisterTdiCallBack
NdisPacketSize
NdisSetPacketCancelId
NdisGetPacketCancelId
NdisSetTimerEx
NdisQueryPendingIOCount
が追加されています。

特にアナウンスしていませんでしたが、 VMWare 3.1.6 に入ってる 仮想NDISドライバがどうも、 VMPlayer 8のドライバになってるため、一部関数が足らなくて動作しなくなっていたようです。

というわけで、緊急リリースとなりました。

拡張カーネル v22 について

kernel32 に GetThreadPreferredUILanguages を実装したのですが、仕様が分からなくて不完全なところもあったのが原因で、それをコールしている ChromeやGoogle Updateなどで不具合が出ていました。
完全に互換になるように改善しました。

また、
SetThreadPreferredUILanguages (Vista)
CheckForReadOnlyResource (Vista)
FindFirstStreamW (2003)
FindNextStreamW (2003)
を追加しました。

NTDLL
RtlQueryTickCountEx (専用関数)
SetExKernelConfig (専用関数)
WinSqmAddToStream
を追加しました。

ADVAPI32
EventRegister (Vista)
EventUnregister (Vista)
EventWrite (Vista)
を追加しました。(Event ログの拡張らしいので何もしない関数を実装しました)

User32
printf 系関数で %016X64I みたいな関数でもちゃんと表示できるようにしました。

SxS.dll について
入っていると、 一部 Windows Installer がこけるソフトがあるみたいなので一旦削除しました。

Chrome 21.0.1180.89 Windows 2000で問題なし！