リカバリやクリーンインストールしない Windows のリフレッシュ方法

皆さんは、パソコンがブルースクリーンや不調でまともに起動しなくなった時、どうしていますか?
bsod


いきなり、リカバリを薦める方もいらっしゃいますが、データを残したままサルベージする方法は実は沢山あります。
ちなみに、死のエラー C0000218エラー(UNKNOWN HARD ERROR) で復元不能と、あちこちのサイトに書かれてる不具合も、ほとんどこれらの方法で復旧可能です。

1.前準備 Windowsの起動CDがないが、他にパソコンがある場合。

Windowsの起動ディスク、実はダウンロードできます
新しいPCにフロッピードライブがあれば、起動ディスクを作れるのです。
2000でも、XP用の起動ディスクを使うと、少し拡張されたコマンドがいくつか使えます。

少し手順が複雑ですが、フロッピーがない場合は、WinPEのディスクを作成する方法もあります。(2000でも一応作れる)

2.起動ディスクを使った復元

rec1
ここで、続行を選んで、その後ドライブを選択して修復を選ぶと、システムファイルやレジストリの初期化を行うことができます。

しかし、修復に入ると
cr2
2種類の修復方法が選べます。

cr3
修復を選ぶと、
・スタートアップ環境の検査(boot.iniが原因で起動できない時)
・システムファイルの確認(ドライバやシステムファイルの一部の破損)
・ブートセクタの検査(起動できない時)
が選択できます。

cr4
回復コンソールを選ぶと、コマンドプロンプトからメンテナンスできます。
0xC0000218 エラーなどは多くの場合、ディスクの破損なので、ここから
cr5
chkdsk /p /r を実行してやると復帰できたりします。

cr6
レジストリが壊れた場合は、
REPAIRフォルダから SOFTWARE や SYSTEM を SYSTEM32\CONFIGをコピーしてやります。

Windows PEが起動できる場合は、レジストリエディタが使用できるので
不具合のあるレジストリを無効にしたり、不要なドライバファイルを削除して復元したりすることもできます。

HDDの容量に余裕があるならば、もう一つWindowsをインストールすることで、インストールしたWindows側から修復を試みたり、データを取り出すことも可能です。

実は、SYSTEM32から、 NTDLL.DLL NTOSKRNL.exe を削除しておくと、Windowsが既にインストールされていると認識しないので、簡単に同じドライブにWindowsをインストールできたりします。

後は、HDDを取り出して、別のPCに読み込ませるためにUSBに接続するキットも3000円程度で入手できます。

『リカバリ』すると確実に大切なデータは消えてしまいます、必要なデータがある場合は、色々試してから、リカバリ=打つ手が全くなくあきらめた時にする本当に最後の手段です

関連記事:
Windows 2000 から Windows PE が設定できないか試行錯誤してみる
HDDが調子が悪いときのサルベージ

関連サイト:
製品版パッケージの Windows XP のフロッピー ブート インストール用起動ディスクを作成する方法
Windows の手動修復と高速修復の違い

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