秘文AE Full Disk Encryptionの事も思い出してあげて下さい
記事の前に 秘文FEの話をひとつだけ。
秘文 File Encryption|情報漏洩防止ソリューション 秘文|日立ソリューションズ
自己復号型機密ファイル 自己復号型機密ファイル(exe形式)はドラッグ&ドロップの簡単操作で作成できます。 作成された暗号化ファイルには復号プログラムが同梱されており、ファイルをダブルクリックして作成者の設定したパスワードを入力するだけで簡単に復号できます。 |
自己展開実行ファイルはウイルスと区別が付かない
今からちょうど10年前に良記事書いた人がいたので紹介・ω・
と、前置きはおいておいて
秘文 情報漏洩防止ソリューションシリーズのソフトにはほかにも有名なソフトがあります。
その一つが 秘文AE Full Disk Encryption です。
エンドポイントのセキュリティ対策ソフトウェア Check Point Endpoint Security: InfoCage | NEC
このソフト CheckPoint の Pointsec のOEMなんですが仕様が色々ひどいので紹介しようと思います
日立ソフトとポイントセックがセキュリティ分野で協業ポイントセックのOEM提供を受け、ハードディスクを丸ごと暗号化する「秘文AE Full Disk Encryption」を日立ソフトから販売|日立ソリューションズ((旧)日立ソフトウェアエンジニアリング)
1.まず、マルチブート環境に対応していない。
よくあるのWindows が起動できなくなった時のために回復コンソール使ったり、Windows PEの起動環境でデュアルブートにすることが不可能な点が痛い。OSが破損したら セキュリティキーが必要。
2. パフォーマンスが非常に悪くなる。
まぁ、暗号化してるのであたりまえといえばあたりまえなんですが、ベンチマークとると、HDDのアクセス速度が 1/5未満になるというすごい性能。実用性に関しては疑問。
3. セキュリティーキーを保存し忘れて、起動できなくなると悲劇。
起動できなくなった時の緊急用のセキュリティーキーというのがあるのだが、これがすごくわかりにくかった。
タスクトレイにアナウンスが出るのだが、周知していないと、気づかないユーザーも。
もちろん、HDDが破損したときの緊急用のファイルなので、自分のHDDに保存すると意味がないのだが、
ローカルに保存しても警告すら出ないので、やらかしてしまった役員の人を良く見かけた。
とても、不親切設計。
4. バグが多い
とにかく、いろいろ不具合があった。ファイルにアクセスするたびにデータ復元の処理が行われるんだけど、DLLがないという表示が出たり、設定したはずのバックアップや設定が反映されなかったり、アンインストールに失敗してHDDがおしゃかになったなんてことも…なんで、ひどいソフトと契約を結んだのかわけがわからないよ日立さん…ってソフトでした
というわけで、秘文ってつくものにはいい印象がないのでした・ω・
本気でセキュリティー考えるなら汎用機なんて捨てて3進数コンピュータを開発するなりすればよかったのにね。
コストダウンなんて言い訳の中抜きさせなければ資金なんてたんまり使えたろうに。