【神戸新聞NEXT】『車のペダル踏み違い事故は若年者が最多』の記事で言っていない肝心の事【フェイクニュース】
神戸新聞NEXT|総合|車のペダル踏み間違い事故10年で6万件、450人死亡 若年層が最多
神戸市中央区で4月下旬にあった市営バスの事故も、ペダルの踏み間違いが一因とされる。高齢者だけでなく、10~20代の若者による事故も多く、対策が求められそうだ。 大阪大大学院人間科学研究科の篠原一光教授(51)=交通心理学=は、こうした現状の背景について「若者は運転の不慣れ、高齢者は注意の行き届く範囲が狭くなるのに加え、行動を制御する機能の衰えが考えられる」とする。 |
ニュース内では、若年層のペダル踏み間違い事故が最も多いとしているが、実はこのニュースでは何点か肝心なことが報道されていない。
1つは、免許保有者人数あたりの事故発生件数がこれでは分からないということだ。
実は、これはちゃんと資料が存在する
ペダル踏み間違い事故の発生件数は、若年層(25才未満)の場合本当に多い。
一方で、75歳以上の場合も非常に多い。
報 告 書 - IATSS 公益財団法人国際交通安全学会
2つ目、実は、若年層と高齢者層の起こした事故では大きな違いがある。
この記事ではそれについては一切触れられていない。
というのは、事故後の対応によって、死亡事故に発展したり、被害者の人数が増えたりするからだ。
高齢者による“ブレーキとアクセルの踏み間違い”事故…原因は若い頃よりも硬くなった「あるもの」?
見ての通り、高齢者が事故を起こした場合、死亡事故に結びついている確率が非常に高いのだ。
記事によると、若い場合、踏み間違えに気づいて、対応する判断や対策を講じて(ブレーキなどを踏む)速度が格段に早いため、大きな事故に繋がりにくいそうだ。
一方、高齢者の場合、踏み間違えた後、何が起こっているか判断できずに、車が障害物に激突したりして、停止してからようやく考えるケース。人をはねてしまった後でも何が起こったのかわかっていないケースなどが多いそうだ。
アクセルとブレーキペダルの踏み間違い事故 - 交通事故総合分析センター
また、こちらの資料では、ブレーキとアクセルの踏み間違いが起こる理由を、高齢者の身体的変化を科学的に考察している。
股関節の柔軟性が失われることによって、右後方を確認するために体をひねると、右足が一緒に動いてしまい、アクセルペダルに近い場所に右足が移動してしまうそうだ。
神戸新聞NEXT のように、『ブレーキペダルの踏み間違いは若年層が最多』というタイトルから、記者が統計の肝心の部分を理解できておらず、若年層が最多だったという意外性だけに注目して記事にしたことが伺える。
これでは、フェイクニュースと変わらないと思う猫さんだった。
免許者数ではなくアクティブドライバー数あたりだと
もっと年配よりになりそうな気がする。
ほとんどの事故がMT車だったら起きなかっただろうと考えると
運転操作の簡単さを野放しにすべきじゃなさそう。
隣のボタンと押し間違えただけで人死にが出る時代になる前に
なんとか運転をめんどくさくしよう。
高齢ドライバーでの死亡事故率が多いのは、結構高率で配偶者や同年代のお友達が被害者なんですよね。
車庫入れの誘導してもらってて轢くとか。
ころんだだけで死ぬような人はねるんだから、死亡率も高くなるよなと。
毎日何十件も踏み間違い事故が起きてて高齢者プリウスだけ狙い撃ちしてる報道見ると、別の思惑もあるんじゃないかなとか。
トヨタがTV広告費削減した頃、ものすごいトヨタ叩きありましたし。
そもそも高齢者が事故に遭うと若者なら死ぬほどでなくても死んだりするからな