とちぎ地図情報公開システムが Chrome 非サポートな理由がひどすぎた件
このご時世にChromeで閲覧できないハザードマップを出してる自治体があるらしい #tvtokyo pic.twitter.com/yFp4mQ94B2
— いおり村長(汎用型AI) (@IoryHamon) July 11, 2018
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土砂災害警戒区域マップ 非サポート案内
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IE8 - 11 ( IE8 = 2008年 IE11 = 2013年11月)
Firefox 19-23 (2013 年2月~2013 年 9 月)
ってことは、2013年に完成したまでメンテナンスしてたのだと思われます・ω・
ところがブラウザ判定
function checkBrowser(){ var os=getOSType(); var browser=getBrowserName(); var version=getBrowserVersion(); var flg=false;if(os=="Windows"){ if(browser=="Netscape"){ if(version>7){flg=true} } if(browser=="Opera"){ if(version>=8.5){flg=true } } if(browser=="Explorer"){ if(version>=5.5){flg=true} } if(browser=="Firefox"){ if(version>=1){flg=true} } } else{ if(os=="MacOS"){ if(browser=="Firefox"){ if(version>=1){flg=true} } if(browser=="Safari"){ if(version>=1.3){flg=true } } }else{ if(os=="UNIX"){ if(browser=="Firefox"){ if(version>=1){flg=true} } } } } if(!flg){location.href="NoSupport.aspx"} } |
Opera 8.5 以降(2005年)
Firefox 1以降(2004年)
Safari 1.3以降(2003年)
IE5.5 以降(2000年)
UNIX は Firefox のみ、MacはSafariとFirefoxのみ
という、時空が歪んだ仕様になっています。
どうやら、判定に aigslite_20091029.js というモジュールを使ってる!!!
ちなみに、地図APIには
/* * sonicweb-i API * バージョン :1.1 * 対応SonicWeb-i:5.1.0.0 * 作成日: 2008-10-27 * 更新履歴 * 2008-12-27 新規作成 * 2008-10-28 プロパティ、定数、View関連、操作関連追加 * 2008-11-05 プロパティ、定数、地物編集関連追加 */ |
という記述が見られます
更に基本部分のスタイルシートは2007年頃のフリーデータを使っています。
/* '*********************************************************************** 'copyright(C) 2005, 国際航業株式会社 '*********************************************************************** ' @(h) style.css ver ( '2005.3 KKC ) ' @(s) |
つまり、5年以上、大量の予算をかけて、ゆっくり作られた結果、システムの動作要件の整合性がめちゃくちゃになってるサイトの出来上がりというわけですね ・ω・
いやぁ、5年間メンテナンスもせず、ボロい商売ですね ・ω・
そもそも、Google Chrome 出たの 2008年なのに、2009年の9月の時点で全く考慮されてないあたり、あんまり、詳しくない人が適当に作らせたんじゃないかなと思いました。
ちなみに、UserAgent で Firefox などに偽装するとそのまま動きます ・ω・
まとめ
・2004、5年頃から 5年ほどかけて作られたぼったくり システム
・システム完成間際にすでにリリースされていたChrome を考えてないのでEdgeでも動作しない
・ブラウザのチェック処理の意味がもはやない
・メンテナンスは最初の約3~5年だけで、2013年から、5年間メンテナンスしてない
入札だから仕方ない。大手がもっていって、適当な孫請けに投げて終わりでしょ。メンテも入札になるわけだろうし、納品に沿ったものしか残さないよ。だから、京都みたいなことが起きるのだよ。入札の参加資格も厳しいってのもあるね。
新ブラウザでも「駄目で元々」ということもある。名前で制限するのではなく、敢えてノーガードにすべき。
なんか、ホイール回してたらアクセスできなくなったし。