MS10-078 パッチに含まれる atmfd と Win2000用 HotFix公開

MS10-078 - 重要 OpenType フォント (OTF) 形式ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される (2279986)
には atmfd.dll というファイルが含まれています。

一見DLLですが、実態はドライバなので、削除や更新をしても、次の起動まで影響を受けないファイルです。
atm
詳細を見てみると、 Type 1 Font Driver と書かれています。これはいったいなんでしょうか?


実は、 Adobe Reader 等にこの Type 1 Font は含まれています。

Program Files\Adobe\Reader x.x\Resource\Font
を開くと、拡張子が PFBのファイルがあると思います。

これが、 Type 1 Font の実態で、PFM フォルダにあるのが、メトリックデータです。

何の略かというと、Printer Font Binary/Metric というわけです。
atm2
ためしに、UPT_____.PFM というフォントを開いてみました。

では、atmfd.dll を削除して再起動すると・・・?
atm3
ご覧のとおり認識できなくなりました。

ちなみに、Type 1 fontは別名、『PostScript Type 1』『Adobe Type 1』等とも呼ばれるそうです。

なぜ、こんなことを調べたかというと、 MS10-078 のパッチが正常に動作するか試験したかったからなのです|・ω・)ノ

というわけで、 WLU にアップしたのでどうぞ。
後、XPSP2用の HotFixが正常にダウンロードできなかったようで・・・修正したので、こちらもどうぞ。

関連記事:
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