新型肺炎の治療に抗HIV薬が用いられた件、既にSARSで2004年に臨床試験済みだったことが判明

韓国外の専門家は、オルミアントの新規コロナウイルスに対する有効性よりも、AIが非常に緊急の公衆衛生危機で公衆衛生を保護するのに役立つという事実に注目しました。
米国および欧州の16,000人の科学者で構成される実験室自動化およびスクリーニング協会(SLAS)の科学部長Mike
Tarselli氏は、AIベースの努力により、薬物研究者の時間とリソースを節約できると述べました。

「完全なチームを再配置せずに既存のデータを使用して差し迫った公衆衛生の懸念に対処するために、AIを使用して人間の能力を強化することは、研究者にとって恩恵となるはずです」 
しかし、ミシガン大学の薬化学者であるティモシー・セルナクは、患者が医療監督なしでオルミアントを服用するシナリオについて懸念を表明しました。
彼は、BenevolentAIの論文では、研究者または彼らのソフトウェアがAAK1に焦点を当てることを決定した方法を明らかにしていないと指摘しました。

人工知能で新型コロナウイルス関連肺炎(NCIP)治療薬を見出す! - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文

治療標的はエンドサイトーシスを促進するAAK1(AP2-associated
protein kinase
1)というリン酸化酵素であった.知識ベースにある378種類のAAK1阻害剤のうち,47種類が医療上認可されており,うち6種類がとくにAAK1に高い親和性を持つことを見出す.この中にはがん治療薬スニチニブやエルロチニブが含まれるが,副作用があり,既往症と肺炎を認める患者では安全に使用できないと判断された.しかしヤヌスキナーゼ阻害剤バリシチニブは,通常量の
2~4 mgで効果と安全性の面から最適と予測している.
詳しくはこちらの記事に(他の候補はフェドラチニブ)
治療の根拠として、2019-nCovは SARSのレセプターを使って ACE2と結合して エンドサイトーシスによって侵入、増殖することが分かっているので、これを阻害する薬をAIの計算で予測してみようという話ですね。

インフルエンザウイルスが細胞内に侵入する新たなしくみを発見! | 特集記事 | Nature Careers | Nature Research

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