【ネタ切れ?】SNSで過去の朝日新聞の自作自演の政権批判記事をトレンドに上げる手法
どこの国の人の言葉だ❗
GSOMIA破棄 自民・石破氏「日本が戦争責任と向き合わなかったことが問題の根底」 https://t.co/5t8bBH9CiF @Sankei_newsから
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) March 18, 2020
3月18日に高須クリニックの先生が過去の記事が新しいニュースであるかのようなつぶやきをしたため、それが拡散されて、「戦争責任」がトレンドに上がってくるという事例があったのですが
「日本、独裁政権のよう」ニューヨーク・タイムズが批判:朝日新聞デジタル https://t.co/sPaBJL6Rmh
— 🐾 林、横浜にカジノ作るってよ (@zuizuizuitop) March 20, 2020
3月20日には、去年の朝日新聞の記事を新しいニュースであるかのように呟いて、「独裁政権」をトレンドにぶち上げるという工作が行われました。
まぁ、工作するのはいいんですが、当時のこの記事がすごくひどかったので、掘り返してくれたついでに解説することにします。
「日本、独裁政権のよう」ニューヨーク・タイムズが批判 [報道の自由はいま]:朝日新聞デジタル
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は5日、菅義偉官房長官が記者会見で東京新聞記者の質問に対する回答を拒むなど、そのメディア対応を指摘したうえで、「日本は憲法で報道の自由が記された現代的民主国家だ。それでも日本政府はときに独裁政権をほうふつとさせる振る舞いをしている」と批判した。
同紙は、菅氏が会見で東京新聞記者の質問に「あなたに答える必要はありません」と述べたエピソードなどを紹介。菅氏ら日本政府に対するマスコミ関係者らの抗議集会が3月に開かれ、参加した600人が「Fight for truth(真実のためにたたかえ)」と訴えたことも伝えた。 一方で、同紙は日本政府の記者会見をめぐる振る舞いの背景には「記者クラブ」の存在があると指摘。「記者らはクラブから締め出されたり、情報にアクセスする特権を失ったりすることを恐れ、当局者と対立することを避けがちになる」との見方を示した。 日本政府のメディア対応をめぐり、海外の視線は厳しくなっている。言論と表現の自由に関する国連の特別報告者デービッド・ケイ氏は6月、日本メディアは政府当局者の圧力にさらされ、独立性に懸念が残るとの報告書をまとめている。(ワシントン=園田耕司) |
この記事は簡単に見つかります
This Reporter Asks a Lot of Questions. In Japan, That Makes Her Unusual. - The New York Times
After the other journalists politely ask their questions, she pounces. Sometimes rambling, sometimes boring down on tiny details, she presses for answers. Often, the officials chastise her for being long-winded or cut her off altogether. “I don’t have to answer each of your questions,” Yoshihide Suga, the chief cabinet secretary, snapped recently after she asked about North Korea, and then stalked away from the podium. : Other journalists, speaking more generally, criticized Ms. Mochizuki’s style of questioning. “Our feeling is just that we hope that she should regulate or restrict herself a bit more,” said Shiro Tazaki, a retired reporter from Jiji Press, a wire service. “In order to maintain this great system, we have to keep in mind the importance of not repeating the same questions.” |
英文を読むと、つまらない質問やとりとめない質問をしたり、同じ質問を繰り返して、時間を浪費する東京新聞の望月記者を他の記者が批判しているという記事になっています。
【質疑文字書き起こし】東京新聞望月衣塑子記者のミサイル質問が完全に北朝鮮寄り「親北左派」 | 以下略ちゃんの逆襲 ツイッターGOGO
北朝鮮のICBMだけやめさせて核保有は認めよ。 ICBMはまともに迎撃できないとCNNが言ってる。 日本の迎撃ミサイルシステムは役に立たない。 金正恩委員長の要求は「斬首作戦の中止」と「日韓合同演習の中止」、冷静に要求に応えるようにアメリカ韓国に働きかけろ。 前夜にわかっていることがあるなら(国民や北朝鮮に)公開しろ。(日本の政府の事前調査能力を北朝鮮に公開しろ、と言っています) ミサイル発射の徴候があったら公邸に泊まって対応するのか |
質問の内容を見ると、かなり酷いのがわかります。
これでは他の記者から批判されるのも仕方ないですね。
Japan is a modern democracy where freedom of the press is enshrined in the Constitution, which American occupiers drafted after the war. It is not the kind of place where journalists are denounced as the “enemy of the people.”
Still, the government sometimes behaves in ways more reminiscent of authoritarian regimes, like denying some journalists access to news conferences, or using clubby relationships between politicians and media executives to keep reporters in line. |
そして『日本は憲法で報道の自由が記された現代的民主国家だ。それでも日本政府はときに独裁政権をほうふつとさせる振る舞いをしている」と批判した。』の箇所ですが
日本は、アメリカの占領者が戦後に起草した憲法に報道の自由が記されている現代的民主主義国家なので、ジャーナリストが(行いに問題があっても)「国民の敵」と非難されるべきではありません。 それでも、政府は、ジャーナリストの記者会見へのアクセスを拒否したり、政治家とメディア幹部とのクラブ関係を利用して記者を揃えるなど、権威主義体制を連想させるような振る舞いをすることがあります。 |
行儀の悪い記者に対して、権威主義体制(独裁政権ではなく、非民主主義の思想や運動や体制の総称)を連想させるような振る舞いが見られると言ってるだけで、批判してるようには見えません。
完全に、朝日新聞の歪曲です
一番の問題点は、文末に「Hisako Ueno contributed reporting.」と書かれていて、文責がニューヨークタイムズ東京支局の上乃久子 氏になってることです。
要するに「ニューヨークタイムズで批判」とさも、アメリカで批判されているような記事を書いていますが。同じ建物である朝日新聞社東京本社新館の中で書かれたものなので自作自演なのです( ˘ω˘)
JETwit.com - Job: News Assistant/Business Reporter for The Asahi Shimbun (NY)
Tenants on the 18th Floor - The New York Times
The Asahi Shimbun 620 Eighth Avenue, 18th Floor New York Times Building New York, NY 10018 212.221.1734 (fax) |
あと、あまり知られていないことですが、ニューヨークの620 Eighth Avenueにある、ニューヨークタイムズビルの18階には朝日新聞ニューヨーク支局のコーナーもあります。
1928 | ニューヨーク・タイムス, a Home 6,700 Miles Away From Home - The New York Times
まぁ、92年も業務提携してるのですから、当たり前と言えば当たり前なのですが、流石に読者をばかにしすぎなのではないかと思います。
Comments