KDW の 動的インストールに関する不具合まとめ

KDW 0.81a より搭載された動的インストールモードですが、想定外の不具合が起こっていましたので、修正点をまとめました。


問題一覧

~Ver 0.82a
  強制リンク用のバイナリ作成時に Wchar 文字列が破壊される。問題

~Ver 0.82c
強制リンク時にKDWのkernel32.dllやuser32.dllからの 書き換えが、 kernelxpやuserxpから KDWのDLLに対しても行われてしまい、二重書き換えでメモリ空間の破壊が起こっていた。

~Ver 0.82e

  上記のメモリ空間の破壊の修正が完全に治っていなかった

~Ver 0.82f

強制リンク時に従来ありえなかったKERNEL32やUSER32の解放が発生し、リンク時に書き換えたメモリ空間が書き換えられたまま残ってしまうことが判明。戻す処理を追加。

~Ver 0.82g
共有メモリ内のヒープ領域をプロセスヒープで解放する可能性があり、その場合アプリケーション終了時に int 3が発生していた。
強制リンクで書き換えられたメモリ空間のチェックミスでアプリケーション終了時にクラッシュすることがあった不具合の修正。

影響を受けるソフト

.NET Framework 3.5 SP1以前
KDW 0.82g以前
KDW 0.82g以前で 動的インストールでKERNEL32とUSER32を強制リンクしたアプリケーション
Windows Media Player 10 Build 4067a以前

回避方法
kernelxpおよびuserxpをすべて削除した上で、KDW 0.82gをインストール。動的インストールでターゲットフォルダのuserxpとkernelxpを上書き。
バージョンが新しくなればOK

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