何故かリムーバブルディスクの自動再生ができない
自動再生機能を無効にした覚えがないのに、いつのまにか、無効になっていた…ということがありませんか?
いくつか自動再生機能を無効にする設定があるので、そこをチェックしてみましょう。
1.グループポリシー
Windows 2000やXP Professionalならば、リムーバブルメディアの自動再生の設定はグループポリシーエディタで変更することができます。
ファイル名を指定して実行でgpedit.msc を起動すると
管理用テンプレート>システム の中に 『自動再生機能を無効にする』という設定があって、ここで無効化することが可能です。
この設定が有効になっていると、自動再生機能が無効になります。
2.NoDriveTypeAutoRun の設定
もうひとつ HKEY_LOCAL_MACHINE と HKEY_CURRENT_USER の \Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer\ に NoDriveTypeAutoRun というレジストリキーがあります。
この値が Windows XPとVistaは 0x91 Windows 2000/2003 に設定されているので、 XP/Vistaは不明なドライブとネットワークドライブ以外全て自動再生、 Win 2000/2003は 不明なドライブとネットワークドライブとリムーバブルディスク以外は自動再生になっています。
各Bitの意味は
0x1 または 0x80 不明な種類のドライブ
0x4 リムーバブル ドライブ
0x8 固定ドライブ
0x10 ネットワーク ドライブ
0x20 CD-ROM ドライブ
0x40 RAM ディスク
となっていて、そのBitがONになっていると無効になります。
USBなどにメディアが挿入されたときに、仮想OSに制御を渡すために、自動再生されると、メディアがロックされてしまい スムーズに渡せなくなってしまうので、 VMwareではこの値が 0xff (AutoRun 無効)に設定されています。
3. ドライブごとの自動再生設定が何もしないになっている。
たまに在るのが、マイコンピュータのそれぞれのドライブのプロパティの自動再生の項目が『何もしない』になっている場合です。
ちなみに、2000やXPはSHIFTを押しながらリムーバブルメディアを挿入すると自動再生を禁止することができます。
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関連サイト:
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