パソコンをリモートから電源ONしてみよう

パソコンには 一昔前から、 Wake On Lan という、LAN経由でPCの電源を入れたり、スタンバイから復帰させたりする機能があります。

技術的には、0XFF を6バイト+ ターゲットのMACアドレスを 16個並べた 102バイト を UDPで 任意のポート(一般的には2304番ポート)へ ブロードキャストしてやります。
ブロードキャストとは、サブネットマスクの排他的論理和で ターゲットのIPアドレスを OR取ったアドレスです。

例えば、 192.168.5.4 の サブネットマスクが 255.255.255.240なら 192.168.5.15 になります(255.255.255.0なら 192.168.5.255)。


技術的なことは置いといて、Wake On Lanをするためには、BIOSが WakeOnLanに対応している必要があります。

残念ながら、最新のVAIOや Let'snoteにはなかったりするのですが。
多くの自作機には設定があるので確認してみましょう。

次に、LANボードも設定が必要です。
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Windows 2000の場合は、『このデバイスでスタンバイの状態を元に戻すことができるようにする』のチェックを入れて、『電力節約のために、このコンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする』のチェックを外します。
Windows2000以前のOSの場合、チェックを入れると、LANを使ってないときは、LANカードの電源を切ってしまい、再起動するまで使用できないということがありました。

一方、WindowsXP以降の場合は、『電力節約のために、このコンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする』にチェックを入れないと、後の項目が利用できません。
もちろん、『このデバイスでスタンバイの状態を元に戻すことができるようにする』にもチェックを入れるのですが、1つ項目が多く、『管理ステーションでのみ、コンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする』というのがあります。
ここでいう管理ステーションとは、WakeOnLanを送信する端末のことで、これにチェックを入れないと、WakeOnLan以外の信号が来たときにもパソコンの電源が入ってしまうという現象が起こってしまうので、必ずチェックを入れましょう

まぁ、そんなわけで、簡単なWake on Lan プログラムを作ってみました。

Name: PFW Wake On Lan
Download: pfwwol10.zip
Update: 24, Feb 2009
Description: Wake on Lan Computer
OS: Windows 2000/XP
Language: International(English/Japanese)

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使い方は簡単、 IPアドレスとサブネットマスクとMACアドレスを、 コマンドプロンプトから、 ipconfig /allを実行した結果を参考に設定するだけ。

 Description . . . . . . . . . . . : Intel(R) 82567LM Gigabit Network Connection
  Physical Address. . . . . . . . . : 00-1C-24-67-11-5e
  DHCP Enabled. . . . . . . . . . . : Yes
  Autoconfiguration Enabled . . . . : Yes
  IP Address. . . . . . . . . . . . : 192.168.1.3
  Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 255.255.255.0
  Default Gateway . . . . . . . . . : 192.168.1.254
  DHCP Server . . . . . . . . . . . : 192.168.1.254
  DNS Servers . . . . . . . . . . . : 192.168.1.254

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