【新型コロナウイルス】GoToキャンペーン は 政府が場当たり的に新型コロナウイルス対策を行っている証拠にならない件
Twitter見てて、物書きしている人が、 『GoToキャンペーンが 政府が「戦略」も「大局観」もなしに、場当たり的に新型コロナウイルス対策を行っている証拠』 みたいな発言をしていたのでちょっと気になった。
安倍首相が「戦略」も「大局観」もなしに、場当たり的に新型コロナウイルス対策を行っていることは、3月頃から感じていたが、「GoToキャンペーン」と称する潜在的感染者を含む市民への移動推奨政策はその極致だろう。
国民の命と健康とは違う何かが、常に優先されている。https://t.co/uyKgetXyFy
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) July 12, 2020
新型コロナウイルス感染症対策本部
政府の動向を追ってきた人であれば、GoToキャンペーン自体が、コロナの緊急事態宣言後の経済対策として、2月から議題に上がっていて、4月7日に閣議決定された、準備に準備を重ねたものであることを知っているはずなのである ・ω・
「場当たり的に、何も考えてないからこうしたキャンペーンをやる、無策な政府」であることをアピールするのは、根回しも何もなく、場当たり的に消費税増税を叫んだ、菅元首相と脳内の思考が同じなんじゃないかと思えてしまう。
根本的な問題は何かというと、こうした、かなり前から準備をしてきた計画を簡単に撤回できない、政府の足回りの遅さにある。
何が起こっているかを時系列にするとこうなる
・2020年5月14日 東京や神奈川などの一部地域を除いて新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が解除
フライングで外出する神奈川・東京の人間が問題視される(緊急事態宣言解除前に増加したのはこの人たちの責任)
・2020年5月24日減少傾向にあった東京の新型コロナウイルス感染症が再び増加に転じる
・2020年5月25日 全国で新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が解除
・2020年5月29日東京の新型コロナウイルス感染者が20人を超える
6月上旬 本来ここまでに、夜の街の緊急対策などを行うべきだった
6月中旬 本来ここまでに、県をまたぐ移動などの制限などを行うべきだった。GoToキャンペーンの廃止も、このあたりから議論すべきだった
・2020年6月24日東京の新型コロナウイルス感染者が50人を超える
・6月末から、新宿の夜の街以外の感染者が急増している
・2020年7月2日東京の新型コロナウイルス感染者が100人を超える
東京以外でも、感染者が増加し始める
・2020年7月9日東京の新型コロナウイルス感染者が200人を超える
7月末で一日の感染者が1000人を超えるのはほぼ確実
問題点は7つありました。
・緊急事態宣言の解除を全国で合わせなかったので、リテラシーの低い人がフライングで行楽地に出かけたりしたため、緊急事態宣言解除前から増加する根源となった。
・増加傾向があったのに、緊急事態宣言の解除を延長せずに強行した
・再度緊急事態宣言をする指標に達した時に、指標を変更して、再宣言を回避する愚策を取った。
・夜の街に責任転嫁しただけで、対策が貧弱だった。(新宿区の感染者一律10万円給付であぶり出しに成功したが本当はもっと前にやるべきだった)
・重症者がすくない、陽性率が低いから大丈夫などの情報を流して、都民に自粛を促さなかった(保証などはなくても、危険な状態を訴えるべきだった)
・ほとんど手おくれの状態になっている今になって、緊急事態の再宣言の話がようやく出てきた
・GoToキャンペーンの中止決定が遅い。
正直、都や政府の対策1か月遅いです。
注:記事は 2020年7月13日に投稿されたものです
一ヶ月前までは、8月に始まるのは遅い!
観光業の方々を潰す気か!!
と断罪しておられた方々もいたと思います
その発言したことを謝罪もしないでキャンペーン批判するのはどうなんだ?と思いました