セントラルウェルネスクラブトレッサ(大倉山)での70代男性のジム利用。24日を濃厚接触者にカウントしなくていいのか疑問に思った理由
横浜で感染確認の70代男性、発熱後にスナックやジム利用 | 社会 | カナロコ by 神奈川新聞
市によると、男性は妻と2人暮らし。親族と2月16日から23日までエジプトへ旅行し、帰国2日後の25日に発熱した。だが26日に市内のスナックへ出掛け、24~27、29日と3月1日に同市港北区の商業施設「トレッサ横浜」内のスポーツジム「セントラルウェルネスクラブトレッサ(大倉山)」を利用。倦怠感などがあったため、3月3日に市内の医療機関を受診。4日に肺炎で入院し、PCR検査の結果、5日に陽性と判明した。 |
男性は症状が現れた後もスポーツジムを5回利用し、同じ日にジムを利用した人は実人数で1406人になるという。 男性は2月16~23日に妻ら3人とエジプトへ旅行後、同25日に37度5分以上の熱が出始めた。症状が悪化したため、今月3日に市内の医療機関を受診。4日に別の医療機関で肺炎と確認されて入院し、5日に陽性と判明した。 市によると、男性は発熱後も、2月26日に友人2人と市内のスナックを訪れ、飲食しながらカラオケをしたほか、2月25日~3月1日に5回、 |
このニュースを見て思ったのが、トレッサ横浜の濃厚接触者に24日をカウントしてない件がめちゃくちゃ気になるってこと。
死亡男性から新型コロナ 名古屋、感染者と接触か :日本経済新聞
Frequently Asked Questions about Biosafety and COVID-19
Q:標準予防策とは何ですか?
A:標準予防策は、すべての血液、体液、分泌物、無傷の皮膚、粘膜、および排泄物(汗を除く)には、伝染性の感染性病原体が含まれる場合があります。 |
SARSは咳、汗、尿を介して広がる可能性があります
致命的なSARSウイルスは、以前考えられていたよりも伝染性があり、汚染された食物や水、体液、尿、糞、汗によって伝染する可能性がある、と科学者は5月7日に報告した。 彼らは、胃、小腸、汗腺細胞、肝臓、脳など、患者の多くの臓器や組織にSARSウイルスまたはコロナウイルスが出現することを発見しました。 科学者はまた、ウイルスが病気の個人からの糞便と尿を介して環境に放出される可能性があると言います。 オランダの科学者は、重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルスが肺、腎臓、小腸の内層、汗腺、動脈、静脈の細胞に結合することを可能にする受容体を発見しました。 今週、両方の研究論文がBritish Journal of Pathologyに掲載されました。 「SARSが水と皮膚との接触を介して広がる可能性が高い。我々の発見は多くの人々に利益をもたらす可能性があり、SARS患者との接触について非常に慎重にさせる。」 広州の中国の科学者は、感染症で死亡した4人の組織を分析し、オランダの同僚と同様の所見を示した、とJournal of Pathologyは声明で述べた。 「我々の研究の結果、患者に手袋、使い捨てガウン、目の保護具を着用させ、キスや他の人に触れないようにするなど、新しい感染対策をお勧めします」 |
しかし、SARSの場合、汗腺細胞だけでなく、汗からも感染能力のある受容体が見つかったとのこと
表面(カウンター、テーブルトップ、ドアノブ、浴室の備品など)を確認してください体液(汗、唾液、粘液、または嘔吐物または尿)で汚染されたものは、メーカーの指示に従って使用される家庭用消毒薬で洗浄されます。表面を清掃する人は、すべての清掃作業中に使い捨て手袋を着用してください。 使い捨て手袋は使用後に捨てて、再利用しないでください |
確かに、CDCに掲載されてる、SARSのガイドには汗を除くとは書いてない。
厚生労働省の研究班の調査結果では、「日常生活で感染する可能性は低いものの、唾液や汗などによる体液から感染する可能性が完全には否定できない」と報告されています。今回のケースでは、保育所におけるB型肝炎発生のようなケースだったのかもしれません。 |
汗に潜む病原体? CDCが提唱する標準予防策は、あらゆる人の“汗を除く”湿性生体物質を対象として、病原体が潜んでいるものとして取り扱う、となっています。確かに汗には病原性が高い微生物はほとんどいません(皮膚に常在している病原性の低い細菌は含まれています)。しかし、B型肝炎のキャリア9人から採取した汗には、平均で105copies/mL程度のB型肝炎ウイルス(HBV)のDNAがある、との研究があります(J InfectDis 206:478-485, 2012)。ただ、HBVのDNA検出は、感染性のあるHBVの検出とイコールではありません。この研究ではヒトの肝細胞を遺伝操作で発現させたキメラマウスを用いて、HBキャリア体液(尿、涙、唾液、汗)の感染実験も行っていますが、その結果は、唾液と涙には感染性があることが証明されました。唾液はこの実験だけではなく、実際にあった感染事例などからも感染性があるとされていて、この研究でのHBキャリア唾液中のHBV DNA量も105copies/mL程度で、汗のそれと大差ありません。つまり、唾液中に潜んでいるHBV DNA量とほとんど変わらない量が含まれている汗にも、感染性のあるHBVが潜んでいる可能性があるのです。2016年2月、神戸中央病院では、2015年7月に同一病棟入院歴のある患者3名が、10月~11月に劇症型B型肝炎を発症し死亡したと発表しました。その後の調査で、病院内で同一のHBVがアウトブレクしたのは事実とされましたが、感染経路や感染源は不明であると結論づけられました。神戸中央病院は一般的な病院より感染対策に注力している病院で、そのような病院でもHBVは伝播する可能性があり、現在提唱されている予防策だけでは防ぎきれない何かが、HBVの感染経路には含まれている事例と思われます。現在のところ、CDCは標準予防策の対象に“汗”を含むとは発表していません。しかしながら、今回紹介したように、汗の感染性を示唆する研究も報告されているのは事実です。まだまだ一般的とはなっていませんが、自分や患者を感染から守るためにも、“汗”にも病原体(HBV)は含まれているものとして、取り扱った方が無難ではないでしょうか。 |
汗にウイルスが含まれているという事は、咳やマスクをしていても、ジムなどで大量の汗をかくと、蒸散した汗が飛沫になって辺りに飛散するという事はないか心配になります( ˘ω˘)
「新型肺炎より感染力が弱かったSARSは汗から感染する恐れがある」
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