【これは酷い】コロナ禍で売られてる『人体に無害な PHMB 除菌スプレー』調べたら海外で有害性が10年前に指摘されて欠陥品となったヤバい薬品でした!

おもてなしのプロが使う無臭除菌スプレーPシリーズ公式通販サイト

世界30カ国以上のホテル・スパ・介護施設など、おもてなしのプロが選んでいるのは、臭いや脱色の心配がないPHMB(ポリヘキサメチレンビグアナイド)という除菌剤。PHMBは塩素系・アルコール系除菌剤に比べて高い除菌力・除ウイルス力がありながら、低刺激で人にやさしいという、まさに理想的な除菌剤です。

ここ数年で回っているPHMB(ポリヘキサメチレンビグアナイド)が主成分の除菌スプレー、
人体に無害だけど、新型コロナにも効くとか言って販売されています。

この薬品、実は、コンタクトレンズの保存液にも使われています。
という事は本当に無害なのかな…?
で、調べてみました

ロート製薬、ヒト角膜上皮細胞に対するソフトコンタクトレンズのケア用品(消毒剤)の安全性研究の結果を発表  :日本経済新聞

「ポリヘキサメチレンビグアニド(以下、PHMB)」について研究を行い、PHMBの分子量によってヒト角膜上皮細胞に対する作用に違いがあること、ならびに分子量の異なるPHMBが細胞のバリア機能へ及ぼす影響を明らかにしました

 :

ヒト⾓膜上⽪細胞およびバリア機能の影響は低分⼦よりも⾼分⼦のPHMBで⼤きいことから、分⼦量によってヒト⾓膜上⽪細胞に対する安全性に違いがあることが⽰されました。⼀⽅、微⽣物に対するPHMBの消毒⼒も分⼦量によって異なることから、消毒⼒と安全性を両⽴する最適なPHMBの分⼦量を追究することが必要であると考えます。今後は、これらの知⾒を新しいケア⽤品の開発に応⽤していきます。

見てみると、高分子のPHMBだと濃度が一定値を超えると普通にヒトの細胞殺してますね ・ω・
低分子だと安全みたいですが、殺菌作用も弱そうです

環境省_令和元年度第7回薬事・食品衛生審議会薬事分科会化学物質安全対策部会化学物質調査会 令和元年度化学物質審議会第4回安全対策部会 第199回中央環境審議会環境保健部会化学物質審査小委員会議事次第・資料

資料2-4 人健康影響に係る優先度「中」区分からの優先評価化学物質選定について[PDF:135KB]

※1 雌雄Wistar-derived [Alpk:APfSD]ラットにポリヘキサメチレンビグアナイドを0.025, 0.25, 2.5
mg/m 3 の用量で28週間局所吸入暴露した試験において、0.25 mg/m
3以上の雄に体重と摂餌量の低値及び肝臓、肺、胸腺重量の増加が、雌雄に喉頭における扁平上皮化生が認められた。また、2.5 mg/m 3
群の雌雄に気管・気管支・肺炎が認められた。以上の結果から、NOAELは0.025 mg/m 3 (暴露量換算 0.0033
mg/kg/day)と判断された。

ってことなので普通に毒性はありますね。
発癌性もGHSの2の警告(実験で可能性が見つかった)なので無害とはいいがたいようです。

生殖発癌クラスは3なので、一応セーフです ・ω・

要するに、コンタクトレンズに使われているポリヘキサメチレンビグアナイドには、それ程高い殺菌力はないが、同じポリヘキサメチレンビグアナイドでも、濃度や分子量を高くして、殺菌力を持たせたものは、人体に有毒ってことですね。

有害物質だけど、有害ではないというわけですね ( ˘ω˘)

職場のあんぜんサイト:化学物質:ポリヘキサメチレンビグアナイド

・ 飲み込むと有害
・アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ
・重篤な眼の損傷
・吸入すると生命に危険
・発がんのおそれの疑い
・呼吸器の障害
・長期にわたる、又は反復ばく露による呼吸器、血液の障害

普通に調べてみるとヤバい物質ですね。
刺激が無くて安全って全然嘘でした・ω・

食品安全関係情報詳細

フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は2015年3月19日、欧州化学品庁(ECHA)は殺菌剤の活性成分であるポリヘキサメチレンビグアナイド(PHMB)の代用物質に関する意見募集をしたことを公表した。
 PHMBは高い持続性と毒性を持つ物質であるというANSESによる評価によって、殺菌剤の流通と使用に関する措置についての規則(EU)528/2012の10条により代替物質が必要であると見なされ、この意見募集に至った。この物質とその入手可能な代替物質について情報を収集するために、意見募集は2015年4月10日まで行う。
 ANSESは2010年、この物質の分類の見直しに関する資料を作成した。この資料を基にECHAのリスク評価委員会は2011年9月9日意見書を発表した。その後のPHMBの分類は2013年10月2日に採用された。
 この意見募集の後、収集したデータを基に、ECHAのリスク評価委員会は最終的な意見書を発行し、殺菌剤の活性成分PHMBの承認の可否決定のために欧州委員会へ提出する予定である。

これ6年前の欧州化学品庁に関する資料なんですがヤバいことが書いてます
フランスでは10年前に既に ポリヘキサメチレンビグアナイドは危険な物質だと分かって居て、やばいので代替品を使うべきだという結論が出てる物質なのでした。

そんなものを人体に安全だと言ってこのコロナ禍が販売のチャンスだとして売りまくってるわけですね

・殺菌力やウイルスに効果を発揮するレベルだと、細胞も殺すし、発癌性も疑われてるレベル。
・細胞に効果を及ぼさないレベルだと、菌類やウイルスへの効果は期待できない。
・確かに有害性が使われる前はEU諸国で広く使われていた。

とんでもないですね ・ω・

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2件のフィードバック

  1. 満みつる より:

    アルコールや次亜塩素酸ナトリウムも似たような気がする
    アルコールは燃えるし、発ガン性もあるし怖いから二酸化塩素かオゾンのがいいかな

  2. 黒翼猫 より:

    >>1
    アルコールよりもオゾンや二酸化塩素の発癌性の方がはるかに高いですし
    直ちに揮発するうえ、体内に吸収されても、直ちに酢酸に分解されるため残りません(慢性的に接種しない限り)
    オゾンは扱いを誤ると大火災になる危険物質なので何を言ってるのか良く分からないです(そんな高濃度であつかうことはありませんが)

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