新型コロナについて論じた中川淳一郎 氏の記事が非常に低レベルな件について その1

Yahoo ニュースで流れてきた記事
コロナ「ヤバ過ぎ派」と「騒ぎ過ぎ派」の対立が永久に折り合わない理由(中川 淳一郎) | 現代ビジネス | 講談社
現代ビジネスの記事なんだけど、読んでみたらあまりにもひどかったのでネタにするよ(・ω・)

この記事のひどいところは、
1. 新型コロナウイルスに対して、慎重な反応をしているグループと過剰反応を嫌悪するグループをポリシーという点でだけとらえているところ。
2. 中立的な立場ではなく自分のポリシーと反対の考え方である、『彼から見た過剰反応』をたたくための記事になってる事。
3. グループが2つある理由について、客観的な考察ができていない事。

こんなレベルの記事が寄稿されて載せてる講談社も講談社なのだが (((・ω・)))


まず、新型コロナウイルスについて、本当の意味で、「ヤバ過ぎ派」と「騒ぎ過ぎ派」に二分している理由にはデマ情報を信じ切ってしまっていて、洗脳状態にあり、正義の名のもとに、それを広めなくてはいけないという使命じみたものを持っている人たちが原動力になっているという事。

まずは、それぞれの立場の人たちが信じていることが多いデマについてまとめてみた。

ヤバ過ぎ派

・PCR検査をもっと拡散しなくてはいけないというデマ
 →正直、PCR検査自体は適正な量できていれば問題ない。陽性率が5%前後になれば適正量の検査ができているので、それ以上やみくもに増やしてもコストが上がるだけで意味はない。
・PCR検査は精度が70%程度なのだから意味がない、本当はもっとコロナが蔓延しているというデマ
 →検出精度自体はもっと高いが感染者の検体の箇所によって新型コロナウイルスが含まれていない可能性があるというのが真相。例えば、感染数日後、患者の便を使えばほぼ検出率は100%になる。・
・インフルエンザがほぼなくなったのは、100%これまでの予防や対策のおかげ
 →インフルエンザかどうか微妙な場合は検査をせずに、薬を優先投与するようになっているので、本当のインフルエンザ患者は実際より多い。
・症状のない新型コロナ感染者は半分いるので、実際はもっと感染者がいるはずだヤバい!というデマ
 →無症状の感染者は時間が経つと発症することが知られており、実際に無症状のまま最後まで行くケースは1~2割程度だということが分かっています。
・変異種はワクチンが効かないヤバい!
 →インフルエンザでも、変異種でも一定の効果がありますが、特性上インフルエンザワクチンは軽減が目的ですが、新型コロナワクチンは予防に高い効果があるワクチンです
・変異種で致死率が上がるヤバい!
 →感染しやすいだけで、致死率は変わらないと考えられます。短期間の変異で、感染後の特性がそれほど大きく変わることは無いと思われます。

騒ぎ過ぎ派

・現行では、インフルエンザに比べて大したことがないというデマ
 →日本では幸い、風習や文化によって拡散していないだけで、この均衡が壊れると、感染者数が何十倍にもなることが見えていない。
例えるなら、予習復習をしてそこそこの成績が取れている学生が、勉強できているんだから、予習復習も必要ないと言ってしまうような感じ(・ω・)
・2類相当からインフルエンザ相当の5類への引き下げるのが妥当という考え
 →隔離の手間や人員が不要になるので医療がひっ迫しなくなるという考えだが、これを実行すると、感染や検査に必要な人数が激増し更にリソースが必要になるという考えが欠落している。
・PCR検査はインフルエンザも検出するから実際のコロナは少ないというデマ
 →PCR検査はキットを変更することによってインフルエンザなども検出できるようになるのだが、仕様書を理解できないレベルの人によるデマが広まったものと思われる。
・PCR検査は精度が70%程度なのだから、誤検出で陽性が実際より水増しされているというデマ
 →特異度(陰性が陽性と誤検出される確率は 0.01%以下とされている)、精度は陽性が検出できない確率。
・日本人は集団免疫があるから感染しない
 →最もひどいのが、国際医療福祉大学大学院の高橋泰教授による学説で、日本人は既に集団免疫を持ってるので、「10万人当たりの死者が3人を超えることはない」「7月の時点で40%が新型コロナウイルスに暴露されている」というもの、10万人当たりの死者が3人って、東京の死者は10月にそれを大きく超えてしまってる。なのにいまだに、「12月で日本人の半分が既に新型コロナに感染していて集団免疫が得られる寸前だ」とかいう始末
・マスクは意味がない
 → 着用率が高くなり、感染している恐れがある人も義務的につけるようになっている状況に意味がある。ウイルス自体の直径は 0.2umでマスクを通り抜けるが、くしゃみなどで水滴を含んだウイルスの飛沫の大きさは 0.5um~2um なので通り抜けられないので全然有効。

続く (・ω・)

※1月6日の記事です

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