トラブル続きの伊方原発と、全電源喪失とデマを発信する国民民主党議員
伊方原発で停電 四国電「ほぼ全電源、一時喪失」と謝罪: 日本経済新聞 https://t.co/XaAtFaHWeT
全電源喪失がまたもや起きた。
謝罪で済む話ではない。ウィルスは、封じ込めることも可能だが一度、事故で漏れ出た放射能は封じ込める事は不可能に近い。地震も多く狭い国土。原発は、無理だ。— 原口 一博 (@kharaguchi) January 25, 2020
某 民主党 原口議員が「全電源喪失がまたもや起きた」と発言して物議を醸しています。
ここでいう、「また」というのは福島原発の事なのですが
全電源喪失というのは
SBO(ステーションブラックアウト)または全交流電源喪失(全交流動力電源喪失)と呼ばれる『外部電源はもとより、ディーゼル発電機などの 非常用電源も含め、すべての電源が失われること』に加えて、直流電源も利用できない状況をさします。
非常用電源 emergency power (source)
※2020/1/26 20:45 全電源喪失について、全交流電源喪失とは違うという指摘があり正しく修正しました。
例えば、福島第一原発の場合、バックアップ電源の他に、直流電源を供給する電源車も水をかぶり利用不能になりました。細かいことを言えば、全電源喪失どころか、全交流電源喪失ですらなかった訳です。
伊方発電所をよく知らない人へ
・1、2号機の廃炉が決まり解体作業を約40年かけて行う、1号機は2017年から工事が始まっている。
廃止措置|四国電力
・3号機は2019年12月26日から 4月27日まで定期メンテナンスの予定だった
伊方発電所3号機 第1 5 回定期検査の実施について
・3号機は先週運転差し止めの請求が決定された。
伊方原発3号機、運転差し止め命じる 広島高裁決定 (写真=共同) :日本経済新聞
・3号機は1月12日に制御棒の誤引上げ事故、20日には燃料棒がラックの枠に引っかかって落下信号が誤送信される事故が発生している。
伊方発電所3号機 原子炉容器上部炉心構造物吊り上げ時の制御棒引き上がりについて(続報)
伊方発電所3号機 燃料集合体落下信号の発信について(続報)
なので、停電トラブルは定期メンテナンス3回目のトラブルなわけで、メンテナンス延長は必至、運転差し止めも仕方ないかな、という状況になっているのが正直なところです。
伊方発電所 18 万 7 千V 送電線 から の 受電停止 について
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