【デマ】日本が「アジアで1番働きたくない国」にランクイン…完全に嘘【Togetter】
国連労働委員会から長時間労働是正など再三勧告を受けるも、条約批准しない日本政府。外国人技能実習生も逃げ出す日本の次の一手は、高度プロフェッショナル制で残業代を出さない働き方で打開できるか? |
これ見ると、どうも、スイスの調査結果を元に政府批判に持っていきたいのだと思うが、こういうのはソース見てみないと信用できない
「日本が「アジアで1番働きたくない国」にランクイン」 つい先日、スイスのIMD(Institute for Management Development)ビジネススクールによるIMD WORLD TALENT RANKING 2017で、日本がアジアにおいて「最も働きたくない国」にランクインしたという発表がされた。 このWorld Talent Ranking(WTR)2017によれば、海外の高度技能者(※)が働く環境として魅力を見いだしている国(原文:Foreign highly-skilled personnel are attracted to your country’s business environment)という項目において、日本はアジア11ヶ国中最下位。 また世界63ヶ国中、51位という結果になっきたくない国」とのハンコを押された基準はここだ。海外の高度技能者(※)にとっての労働環境という点で、51という屈辱のランクインを果たしている。 最も評価が良かったものは「人材の引き入れ及び維持」で2位、続いて「マネジメント層への報酬」が7位であった。 ◆ Readiness:レディネス(準備性) レディネスとは、例えば教育学の中では、生徒に対する学習を効果的に行うために身体的にも心理的にも学習に適した状態になるまでの準備期間を指す。ここでは労働力やスキルなど、将来に向けての環境が国家としていかに整っているかを指していると思われる。 この項目ではPISA学習到達度調査が4位にランクイン。がんばれ、日本の15歳… ! 反対に低評価だったのは「シニア・マネージャー層の海外経験」で63位最下位。続いて「言語能力」が59位、「シニア・マネージャーの競合能力」が58位。うーん、がんばれ、シニア層… |
どうやら3次ソースがここらしい、記事を読む限り、悪意はなさそうなので割愛するが、2次ソースは毎日新聞、togetterは、4次ソースである
Finding a place for young, foreign talent in 'unappealing' Japan - The Mainichi
However, in the "Foreign highly-skilled personnel are attracted to your country's business environment" category, Japan sat in 51st place and dead last in Asia, behind China (34th), India (36th), and South Korea (48th). No. 1 in Asia was Singapore, and Hong Kong was second. |
2次ソースでアジア5か国を挙げ、日本は6位で最下位「dead last」と言ってる
一次ソースはスイスのビジネススクールIMD 人材競争力ランキング
https://www.imd.org/globalassets/wcc/docs/talent-ranking/talent_ranking_2017_web.pdf
アジアでの順位は
1. 3位シンガポール
2. 5位香港
3. 18位インドネシア
4. 24位タイ
5. 29位マレーシア
6. 30位フイリピン
7. 34位中国
8. 36位インド
9. 44位台湾
10. 48位韓国
11. 51位日本
12. 58位モンゴル
一次ソースの資料では12か国中11位でアジアで最下位ですらない、しかも、アジアで一番働きたくない国ではなく、高度な技術を持った外国人がどれだけ優遇されるかという順位である
要するに、毎日新聞はモンゴルをアジアの国だとは認めていないという酷い姿勢がここで分かる
… 毎日新聞は中国系の新聞という疑惑が
元々、技能順位なので、直接関係ありそうな物の順位だけを抜き出して並べるとこうなる
生活 経費 |
才能ある 人材を あつめ 維持 |
労働者の モチベ |
有能な人材 の流出 |
生活の 品質 |
サービス 専門職 の報酬 |
経営者 の報酬 |
実個人 所得 税率 |
個人保安 と私財権 |
|
1 | マレー(14) | 日本(2) | 台湾(3) | 台湾(2) | 台湾(2) | 台湾(1) | 台湾(1) | インドネシア(4) | 台湾(3) |
2 | インドネシア(28) | 台湾(4) | 香港(6) | 香港(7) | シンガポール(17) | 日本(7) | 香港(5) | タイ(5) | シンガポール(6) |
3 | インド(32) | 香港(12) | シンガポール(15) | シンガポール(10) | 日本(23) | 香港(11) | シンガポール(6) | 香港(6) | 香港(7) |
4 | フィリピン(33) | シンガポール(16) | 日本(17) | インド(22) | 香港(29) | シンガポール(18) | 日本(11) | 韓国(12) | 日本(23) |
5 | タイ(36) | マレー(21) | フィリピン(23) | インドネシア(25) | マレー(33) | 韓国(26) | 韓国(14) | フィリピン(13) | タイ(33) |
6 | 韓国(54) | タイ(23) | 中国(27) | タイ(26) | タイ(34) | タイ(47) | タイ(28) | マレー(16) | マレー(36) |
7 | 中国(57) | フィリピン(24) | タイ(28) | マレー(28) | 中国(42) | 中国(52) | フィリピン(33) | インド(17) | インド(37) |
8 | 日本(58) | モンゴル(25) | マレー(29) | 日本(30) | インドネシア(45) | マレー(55) | 中国(39) | 台湾(18) | 韓国(38) |
9 | シンガポール(59) | 韓国(27) | インドネシア(31) | フィリピン(40) | フィリピン(47) | フィリピン(56) | マレー(47) | 日本(32) | インドネシア(41) |
10 | 台湾(60) | インドネシア(30) | インド(32) | 中国(41) | 韓国(50) | インド(59) | インド(49) | モンゴル(39) | 中国(46) |
11 | 香港(61) | 中国(32) | モンゴル(58) | モンゴル(53) | インド(55) | モンゴル(60) | インドネシア(54) | 中国(40) | フィリピン(49) |
12 | - | インド(33) | 韓国(59) | 韓国(54) | モンゴル(62) | インドネシア(61) | - | シンガポール(45) | モンゴル(55) |
別に、労働者から見てアジアで日本が最下位と言われるような結果はどこにも出ていないのだ。
まとめ
1. 毎日新聞がモンゴルをアジアの国と認めず、日本が11国中11位というデマ記事を書いた。
2. シンガポールに住んでる人が毎日新聞の記事を、アジアで1番働きたくない国として紹介した
3. それが、なぜか Togetter で日本政府を叩きになってる。
4. コメントが反論で炎上。
いい加減一次ソース確認してからやりなさいよ ・ω・
事実上の所得格差ランキングなので、むしろ順位が低い方が一般的な国民にとってはありがたいことですな
# 枝葉の話(重箱の隅をつつくとも言う)
>いい加減一時ソース確認してからやりなさいよ ・ω・
いい加減誤字脱字(含:漢字変換ミス)の確認してから投稿しなさいよ ・ω・
# あ、blogの内容に関しては
# 「いつもありがとうございます」ということで 🙂
ありがとうございます・ω・
最近、もふだーさんは疲れてるのです
一応毎日をモンゴルの部分だけ雑に多少擁護しておくと、『直接関係ありそうな物』の中に欠けがあるのがモンゴルだけ(「生活経費」と「経営者の報酬」)であるので、そこで比較不適というのはまあない話じゃないかなあと思ったりしないこともないです