HDD内の不要ファイルを消す(Vista/7/8 編)

パソコンのハードディスクがいっぱいになってしまったけれども、何を消していいか分からないという方のために、削除していいファイルのまとめ Vista/Windows 7/Windows 8/Windows 8.1編です

HDD内の不要ファイルを消す

まず、準備として、隠しファイルをコントロールパネルのフォルダオプションで見えるようにしておきます。(下はWindows 7の設定)
fol1

1.ユーザー用一時ファイルファイルを消す

\Users\ユーザー名\AppData\Local\Temp にあるファイルのうち、前回起動以前のファイルやフォルダは削除してかまいません。ただ、起動時に自動的にこのフォルダを削除してくれるソフトもありますが、ログインが完了してから削除しないと不具合が起こることもあります。ログインした直後なら手動で空っぽにしても構わないのですが、ソフトに頼ると思わぬ落とし穴もあります。
fol2

2.WindowsUpdateの一時ファイルを消す

まず、コントロールパネル→管理ツール→サービスから一時的に自動アップデートのサービス(Windows Update)を停止します。
fol3

停止したら、%WINDIR%\SoftwareDistribution の中を空っぽにしてしまいます。ここにはWindowsUpdate用のダウンロードしたファイルや、アップデートの履歴が格納されています。
fol4

履歴などを消したくない人はDownloadフォルダだけ削除してもいいですが、システムを元に戻して再ダウンロードする場合に失敗してしまうので、その場合は全部消してください。

3.ブラウザの一時ファイルファイルを消す

3a) Google Chrome の場合 %USERPROFILE%\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Cache

3b) Firefoxは設定から
fol5

3c) Internet Explorer も
http://blog.livedoor.jp/blackwingcat/img/faq/hddel5.png

使用するディスク領域があまり大きいとシステムを圧迫します。

4.Windows Vista / Windows 7/8/8.1 では Windows Updateのアーカイブが WinSxSに保存され、旧バージョンの互換ファイルとして再利用されるので削除できない。

Windows XPや2000にあった、$NtUninstallKB*$ に相当するアーカイブフォルダは無く、WinSxSや復元ポイントが利用される。

Windows 7 SP1 の古い Windows の更新プログラムを削除できるようにディスク クリーンアップ ウィザード アドオン
しかし、Windows 7 SP1 の2013年のアップデートで、Windows Update のクリーンアップオプションがクリーンアップマネージャー (cleanmgr.exe )に追加された。

fol7
管理者権限で実行することで利用できる
表示されない場合は、説明のところに管理者で再実行するボタンが表示される

残念ながら、 Vista にはこの機能は無いんだ ・ω・

また、同じフォルダにある KB*****.logなどはインストールしたときのログなので、不要です。

Vistaのここがもっといやだ!
ITアーキテクトの「やってはいけない」 - [Windows 7編]Winsxsフォルダーを削除してはいけない:ITpro

以前 WinSxS が肥大化して最悪だと書いたが、実際はハードリンクで 15G程度に超えた Windows Vista(x64)でも、2G程度しかないらしい(それでも多い気がするが)


5.システムの復元を削る

システムの復元に多くの場合は数G割り当てられていますが、大概はそんなに必要ありません200~数百M程度あれば十分です。
サービスパックを当てる場合インストール時にアーカイブが残り、いつでもアンインストールできるので問題ありません。
fol8

6.おまけ

%ALLUSERSPROFILE% (\ProgramData)や %USERPROFILE%\AppData (\Users\ユーザー名\AppData の配下にある 拡張子 .msiのファイルは大概、アップデートの残骸なので消してしまってもいいです。
%ProgramFILES%\Google\Update\Download や \User\All Users や \User\ユーザー名\AppData\Google\Update\Download) などにGoogle 系のアップデートファイルの残骸があります。

終わったら、フォルダオプションを戻しておきましょう (初心者推奨)

7. VirtualStore

Windows Vista 以降には UAC で Program Files などに書き込めなかったときに 代わりに使うフォルダがあります。
それが
%UserProfile%\AppData\Local\VirtualStore

たとえば、 C:\ の直下に書き込もうとして権限の問題で書き込めない場合などには、 VirtualStore にファイルが生成されます。

通常は Program Files や Windows などのフォルダも作成され、そこにファイルができますが、
オリジナルの フォルダを開いてもファイルが無いため、忘却された保存データになるケースが往々にしてあります。
フォルダを開いてみて、それが不要であれば削除しましょう(中には必要な場合もあります)

fol9
調べてみたら、6Gのファイルがあった・ω・; (圧縮されてるので2G)

関連記事:
Windows Installer の削除して良いファイル
HDD内の不要ファイルを消す(Vista/7/8 編) その2

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